be my love…4

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「また明日」そう告げて、引き寄せ
私のおデコにそっとキスを落として
昨日臣くんは帰って行った。





A: …はぁ。



隆: どうしたの？(笑)元気なさすぎ。


A: あっ。おはようございます。


隆: Aちゃん今日お仕事終わったらヒマ？


A: …あ、まぁ。

隆: メンバーみんなとスタッフさんも含めて
飲みに行くからさ！絶対来てね！




今年も今日入れてあと3日。



明日はレコード大賞。
大晦日は、紅白とCDTVからのリハーサル。


.


.






夕方のレコード大賞のリハーサルを終え食事へ。




明日にお酒が残らないように
みんな今日は控えめ。




(人1): ねぇA、あと3日だよ。


A: …うん。わかってる。
でも、答えを出したところでどっちかを
傷つけるんだよね…。



(人1): …A。



ふと盛り上がるメンバーを見れば
臣くんと目が合い、絡む視線。

すると、片方の眉をクイッとして
「どした？」と言われてる気がした。









A: …ごめん、ちょっとお手洗い。

(人1): 酔った？大丈夫？

A: 普通にトイレだよ(笑)大丈夫！







A: 頭痛い…ちょっと外行こ。



トイレに行くと個室を出たから
さすがにこんな薄着じゃ寒いわけで。





A: 寒っ！！！




.


.



A: …ッ！え。






臣: …風邪ひくだろ。ん。



肩にかかる高そうなライダース。



A: …あ、ありがとう。でも、臣くんが
風邪ひくから…





返そうとすれば「いいから。」と手を掴まれる。

握られた手は少しお酒のせいか熱くて
私にその熱が移りそうだ。




持っていた水をくれて
しばらく2人とも無言になる。








A: …っひゃ。






そっと突然握られた手。
その手はまた私の手の甲を摩る。
臣くんの…癖かな？(笑)なんて思って
思わず顔が緩む。


臣: なんだよ(笑)



隣を見上げれば優しい笑顔。
可愛いえくぼ。




A: ん？前にもあったなぁ〜って思い出した。
私がLDHに引き抜かれた時、歓迎会かなんかで。
臣くんが外でお水くれた。




臣: あったっけ？(笑)てか…手冷たすぎ。






そう言って自分の着ているパーカーの
ポッケに繋いだまま入れてくれた。



そんな甘い事するんだ…と思い
臣くんのポッケに入れられた手を見て
顔が熱くなった。





隣を見れば目が合って





そのカッコ良さに
ついつい逸らしてしまう。




臣: 帰り送ってく…。








.



「…うん」としか言えなかった。

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