検索窓
今日:4 hit、昨日:21 hit、合計:1,540,556 hit

46 ページ48

ガンちゃんが出て行くと
しばらくして臣くんがやってきた。




臣: 寒くねぇの?(笑)中入んないの?


A: あ、臣くん。ん〜酔いさまし的な?笑


もちろん、酔ってなんかない。ただ、
ちょっと1人になりたかっただけ。

しばらく沈黙が続いて、彼の事を聞いてきた。

持っていたシャンパンをイッキ飲みして、
関係は何も変わらず、先月は会ってもないし
連絡もあまりとってないと告げた。


ほんと、何なんだろこの関係って…と
最近よく考える。


臣: …ツライ?




突然そんな優しい声で言い出すから
気持ちが溢れでてしまいそうで。
思わず手で口を覆った。

けど、間に合わなくて…。
我慢してた涙が一気に溢れた。

すると、フワッと香る臣くんの香水。


気がつけば、そっと肩を抱かれていて。
臣くんの優しさに甘えてしまい
その胸の中でひとしきり泣いた。


私が泣いている間、ずっと背中を
さすったり、トントンしてくれていた。

それが心地よくて…。その状況を冷静に
考えたら、急に心臓がうるさくなった。


迷惑だっただろう、


A: …グズ。ゴメンなさい…。


臣: んーん。大丈夫。…ツラかったな?


そんな言葉を聞いたら、また涙が
溢れそうになって。思わず顔を上げた。


臣: お嬢さん、泣き止みましたか?(笑)


臣くんにこんな近い距離で見下ろされ
さらに心臓がうるさくなって、
臣くんの胸から離れた。




なんでだろう。なんでドキドキしてんだろう?



あんま泣くと(人1)にバレるぞ(笑)と
笑いながら親指でそっと涙を拭ってくれた。



臣: ツライ時くらい周りを頼ったら?
ほら…Aちゃん強がりでしょ?(笑)


強がりなんかじゃない。そう思っていたけど
案外そうなのかもしれない。今とっても忙しくて
相談したくても、そんな時間すらなくて…
どうしたらいいか分からなかった。



臣: ふっ(笑)そーゆーのが強がりってゆーの!
いつでも話聞くからさ、ね?
もう、そんなAちゃんの泣き顔見たくないし。


A: …え?


そう言い残して中に戻って行った。



あんなに苦手だと思ってた人。
話したら案外話しやすくて、周りをよく見てる。
こんな私に優しさ言葉をかけてくれて
泣き止むまで優しさで、包んでくれた。


「もう、そんな泣き顔を見たくない」


さっきサラッと言われた事を思い出すと
また心臓がうるさくなった。



A: なんでそんなに優しいかなぁ…。笑









好きになったらまた自分が辛くなるだけ。

47→←45



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (271 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1579人がお気に入り
設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSoulBrothers , 岩田剛典   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

peko(プロフ) - しほさん» コメントありがとうございます(;_;)ドキドキしながら読んでいただけてとっても嬉しい限りです!2や3も順次更新しますのでよろしければまた覗きに来てください(^^) (2016年9月20日 11時) (レス) id: 8f2e79ebdc (このIDを非表示/違反報告)
しほ(プロフ) - ドキドキしながら読んでます。岩ちゃんと臣くんこの先どうなるのか楽しみです。 (2016年9月20日 9時) (レス) id: 80f2cc66e7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:peko. | 作成日時:2016年7月17日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。