なんで【マイア】 ページ6
帝さんが来てしまったと思ったら。
帝さんに変装したロアさんだった。
それにしても、ロートさんはいつからあんなに脅しが好きになったのかな?
…まぁいいや。
詩ちゃん、無事に逃げてくれてればいいんだけど。
そんなことを考えていると。
「不老不死!」
大きな声が響く。
あ、チェシャ猫さんに置いてかれたかぐや姫…
さっきからぶつぶつ言ってると思ったら、能力使ってくるとは。
なんで、彼女はこんなにも抗うのだろう。
定められた、運命だというのに。
彼女の幸せを願って、帝さんと詩ちゃんは悠久古書店にいるというのに。
物語を改変したとしても、おじいさんとおばあさんとずっと一緒に、なんてできないのに。
最後は1人で悲しんで、また改変を望むのでしょう?
愛されて育ったのに、何に不満を持つの?
自分が愛されてること、気づいてないの?
…そんなこと、私には関係ないけど。
ツタが消えて、かぐや姫は自由になってしまった。
さーて、どうしましょうか…
「ハンス!」
再び大きな声が響く。
この声は…アリスちゃん?
周りがガラスのドームで覆われる。
そしてかぐや姫とチェシャ猫さんが、倒れた。
多分、もみの木さんが能力を使ったんだろう。
ロートさんには効かないか。やっぱり。
だったら、私がやるべきことは1つ。
片目少女に近づいて、言った。
「私と遊んでくれませんかぁ?ロートさん?」
巨大鋏とモーニングスター。
どっちが強いか試してみたいの。
足止めにもなるし、丁度いいよね。
私はとりあえずロートさんの返答を待つことにした。
19人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
総悟13(低浮上)(プロフ) - 更新します (2018年4月15日 13時) (レス) id: e5fad7f655 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - 更新しました (2018年4月11日 23時) (レス) id: fa00ecbe89 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - 更新します (2018年4月11日 23時) (レス) id: fa00ecbe89 (このIDを非表示/違反報告)
夕月 陽奈(プロフ) - 終わりました (2018年2月13日 18時) (レス) id: f60ccf7661 (このIDを非表示/違反報告)
夕月 陽奈(プロフ) - 更新します (2018年2月13日 18時) (レス) id: f60ccf7661 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨紗 x他10人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年12月15日 19時