ねぇ？僕だけを愛して？ (ページ35)

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#33(猫うどん視点) ページ35

ぶどうさんが朝食を作りに行った後、僕はぶどうさんが作る朝食を今か今かと待っていた。

ぶどうさんが作るご飯はあまり食べないから、内心だいぶワクワクしている

そんな時、ふと外を見た

ザァー！

「あれ、雨降ってる…」

さっきまで眩しいくらい晴れてたのに…通り雨かな…？

「……雨、か…」

＿＿猫、今日は雨だからお絵描きでもしよっか！

＿＿猫！今日雨だし、まだちょっと早いかもだけど…ゲームでもするか？

＿＿猫～！一緒にこれ食べよ？美味しいからさ！

ふと、小さい頃の家族の姿が脳裏に浮かぶ…幸せ、だったのに。

どうしてあぁなっちゃったんだろう。僕は狂愛的な兄でも、女王様のような姉でも、暴力を振るう母親も、みんな大好きだった。

でも僕は愛故に、そして楽になって欲しくて、家族も大好きな人も殺した。

結局自分の行動に後悔して、後悔して…全部僕が悪かったんだ。身勝手な僕の行動で人の人生を終わらせてしまった。

過去は過去、今は今、なんて言われても罪悪感は消えない。ずっとずっと…

それでも僕はぶどうさんを愛し続ける。罪悪感は笑顔で誤魔化して、悲しさも苦しさもあの幸せだった日々も、全部全部奥へ奥へとしまいこんで…もう離れていかないように、殺してしまわぬように、

今の''幸せ''を離さないように、ぶどうさんを僕の鎖で繋げてしまいたい…

僕は何度も何度も現実逃避をし続けるんだ。誰にどう言われようと…。

B「猫、朝食できたよ」

「…！はい！今行きますね！」

僕は、そんな人だから。

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いや、暗い！めちゃ暗い！

もうヤバたんせんべい丸や！()