ねぇ？僕だけを愛して？

#26(Budouの過去編) ページ28

〜もうひとつの過去〜

俺がまだ小学生だった頃、親は優しく。誰よりも俺を愛してくれた。
何をしたって怒ったり、笑ったり、一緒になって喜んでそんな幸せな生活をしていたんだ。
ある日を境には........

ザァー

雨の日、俺はいつものように、学校から家へと帰った........いつもなら帰っても必ず母さんが俺の所に来ては「おかえり」って言ってくれるのに、その日はそれすら無かった。
何でだろうと思い、靴を脱ぎ、リビングに足を向かせた。
そこで、分かっていた事だった........それに目を背けていたのも........父さんが母さんを叩いていたその光景を........

Budou「母........さん........？」
母「お前なんか、産まなきゃよかった！！！」

それからは俺は虐待を受けた。父さんが母さんを叩くように........俺も、また叩かれた。

毎日のように叩かれては包丁で切られた時もあった。
カッターナイフでも、傷付けられ、いつしかそれが、痛みから痛みを感じなくなっていた。
でも、それと同時に俺は俺ではない何かが産まれ、いつの間にか、俺の手に真っ赤な何かが染まっていた。

辛くはなかった、むしろ........分からなくなっていた。俺はどうして、此処に居るのか、なんの為に居るのか、分からなくなって、いつの間にか俺は........

「俺は何で居るの？」

いつの日かそう思うようになり、俺は家の屋上から飛び降りた。が、気が付いたら病院内に居て、通報したのは隣のおばさんだった。

隣のおばさんは泣いて俺に抱き締めてくれたが、俺にはもう、そんな感情すら捨ててしまっていたのだ。
そう、これこそが、俺の知られたくもないし。思い出したくない昔の俺の........殺人事件の話だ。

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こんな感じw
猫うどんさんのように長くは書けなかった(´；ω；｀)

まぁ、こんな感じによろしく(｡ ・`ω・´) ｷﾗﾝ☆

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