【HQ!!】トサカヘッドの彼に恋しました。２【黒尾鉄朗】

62 ページ14

黒「しゃーねぇ…ちょっと研磨のこと迎え行ってくるわ。」




衛「おー、頼むわ。俺らここで待ってるからよ。」




私も一緒に行こうかと迷ったけれど、なんだか気まずくて待つことにした。




それぞれ階段などに座ったりして待っている。



山本が階段座ってるとヤンキーにしか見えないな…



衛「A。落ち込んでんなよ？」



『え…？』



突然、衛輔が変なこと言い出した。




衛「照れたり、気まずかったりすると逃げる癖。直したほうがいーぞ。まぁ、黒尾のことで落ち込むなってこと。

アイツちょっと拗ねてんだよ。Aが無視したから」




『うぅっ…やっぱりそうだよね…でも恥ずかしいんだもん』




衛「どこに恥ずかしい要素あんだよ。わっかんねぇ…取り敢えず、戻ってきたら声かけてやれよ。」




ポンっと私の頭を撫でてから、騒いでいる山本たちを注意しに行った。




鉄朗のスキンシップには慣れたと思っていたのに、突然あるとビックリするしやっぱり恥ずかしいって気持ちもある。




たまに恥ずかしいって気持ちがなくて、素直になれる時もあるから、いつもそうやっていれればって思うのに…無理。




き、キスだって…いつも鉄朗からで、自分からはしたこともない。




たまに思う…こんな私が鉄朗の彼女でいいのかなって。




鉄朗はフレンドリーだし、女子にも優しいからモテる。



中学の友達とも未だに仲がいい。




そんなたくさんの女子の中で私が彼女で本当にいいのだろうか？




でも、他の女の子が鉄朗に近付くのが嫌だって思う。




なんだか自分の気持ちがわからない。




自分に自信が持てない。




少しは変わる努力しなきゃだよね…。

63→←61

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す