【Free!】一歩ずつ、君に近づいていきたい… 番外編【松岡凛】

ヤキモチ2 *リク ページ25

___…

真梨「喧嘩して家出したと。」

『ぅう〜っ、だっで凛がぁ…』

真梨の家に到着した途端凄く悲しくなってきて号泣中…

真梨「まぁ、今晩は泊めてあげるけどティッシュ全部使わないでね。」

時刻は23:00
かなり遅い時間となってしまった。

真梨「で、不機嫌な理由は？」

『わかんないよ…朝は普通だったのに帰ってきたときは不機嫌だった。』

真梨「なら今日の出来事が原因だね…今日は何してたの？」

真梨にそう言われて今日1日のことを思い出してみる。

『午前中は掃除とか洗濯して…お昼過ぎに買い物行った…』

真梨「買い物ねぇ…そこで何かあったとか？」

『別になにも…あ。』

そうだ、思い出した。

『久々に後藤くんに会って近くのカフェでお茶した。』

真梨「後藤って…大学一緒だった？」

『そう、その後藤くん。』

頷けば真梨は「それが原因かもね。」と言った。

真梨「それ目撃されてたんじゃない？」

『え、凛に？でも友達とお茶してただけだよ？』

真梨「本当、あんたの鈍感は治らないのかね。」

ちょっと、それ失礼じゃない？

真梨「後藤ってそこそこイケメンだったじゃん。そんな男と妻がカフェに二人でいたらヤキモチくらいやくでしょ。」

『え…ヤキモチ？』

すると突然、私の電話と真梨の電話が鳴った。

真梨「珍しい…あんたの旦那から。」

『えっ？！…こっちは宗介…？』

二人して取り敢えず電話に出た。

『宗介？どーしたの？』

宗《どーしたのって…家出したんだって？凛から連絡あった。けっこー焦ってたぞ。》

『え？焦ってた…？』

宗《凛の連絡無視してんだろ。》

『連絡なんて来てな…来てるわ。』

電話しながらも画面を確認すれば凛からのメッセージが届いていた。

宗《早く連絡してやれ…ハル達にも連絡したらしいぞ。》

『う、うん。ゴメンね？』

そう言って電話を切った。

そして凛からのメッセージを確認してみる。

何処いんだ？
俺が悪かった
許してくれ

その他にもたくさんのメッセージ。

真琴くんや渚くん、怜くん、江ちゃんたちからも心配のメッセージが届いていた。

そういえば電話以外の通知OFFにしたんだった…

真梨「A、旦那迎えに来るって。」

『ぅえっ？！なんで？！』

真梨「反省してんのよ。許してやんなさい。」

『……うん。』

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