−38− ページ38
真「はぁるー!!」
病院で目を覚ました遙に、私はほっと息をついた。
旭「鯖ばっか食ってるからだぞ。心配させんな」
『真琴なんて、自分も倒れそうなくらい顔真っ青にしてたんだから』
郁「ハル、低血糖で倒れたんだよ。お医者さんが言ってた」
郁弥の説明に、遙は「ていけっとう」と呟きながら、点滴が繋がれている自分の腕に視線を移した。
「ハルちゃん、あんまり食べてなかったでしょ!ダメじゃないちゃんと食べないと!」
遙「…すみません」
そんな遙を見てから、座っていた旭が立ち上がる。
旭「お前も人間だったんだな、ハル」
遙「は?」
郁「何言ってんの?」
『どう見ても人間でしょ』
私たちの反応に、旭はそれ以上は何も言わず笑うだけだった。
その後、お医者さんが来て、点滴が終わったら帰っていいと言われた。
真琴のお母さんは買い物に向かうから、みんなで遙を送って言ってあげてと頼まれ、その通りにみんなで遙を送り届ける。
さぁ帰ろうとしたら、何故か遙の家に泊まるという話が出てきた。
旭「Aはどーする!?」
真「いや、Aは流石に…」
「女の子だし」と続ける真琴に、郁弥も頷いている。
『お泊まりはパス。遙のことよろしくね』
郁「うん。Aが泊まりたいって言っても兄貴が許さないよ」
郁弥の言葉に「なぜ夏也先輩?」と首を傾げた。
____…
みんなと別れて家まで歩いていれば、家の前に人影が見えてふと足を止めた。
『なんで』
少し駆け足で家まで向かう。
すると家の前に2人立っていことが分かった。
「A帰ってきたのね、おかえり。入りなって言っても外で待ってるって言うから説得してたところなんだよ」
そう言ったおばあちゃんに「ただいま」と言ってから、もう1人の方に視線を移した。
『…宗介』
491人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アコ(プロフ) - トキヤloveさん» コメントありがとうございます!更新させていただきました!楽しんもらえると幸いです! (2021年10月12日 0時) (レス) id: b7dc70b3b5 (このIDを非表示/違反報告)
トキヤlove(プロフ) - アコさん» こんばんは 続き楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2021年10月10日 21時) (レス) id: 321a17ab2b (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - トキヤloveさん» 初めまして。コメントありがとうございます!また応援もありがとうございます!引き続き楽しんでいただけるよう頑張ります! (2021年10月6日 0時) (レス) id: b7dc70b3b5 (このIDを非表示/違反報告)
トキヤlove(プロフ) - こんばんは 初めまして、トキヤloveといいます。続き楽しみに待ってます。頑張ってください。 (2021年10月4日 20時) (レス) id: 321a17ab2b (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - みらさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです!なるべく早く更新できるように頑張ります! (2021年9月23日 1時) (レス) id: b7dc70b3b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アコ | 作成日時:2021年9月17日 0時