生意気と後輩(6) ページ33
灰「家入さんが後で来るみたいだし、命に別状なくて良かったよ」
『まーたしょーこちゃんの仕事増やしちったな』
七「そういえばA、みたいテレビがあったのでは?」
五人で先に高専に戻ることになり、2年生三人が歩く数歩後ろを1年生二人が歩く。
『別に。見なくてもいいやつだったし』
灰「七海が心配だったんだよね、A!」
『だなー、建人くんが泣いてると思って』
七「照れ隠しですか」
『あ?傷口ぶん殴んぞ?』
仲良く?歩く三人を見て、「七海さんと龍神さんって仲良いんだな。正反対っぽいのに」と隣を歩いていた同期が言ってくる。
それに頷きながら、伊地知はやっぱり自分は龍神Aを誤解していたと思った。
伊「龍神さん!」
気づいたら今日一大きな声で彼を呼び止めていた。
振り向いた2年生達に、呼び止めておいてアタフタしてしまう伊地知。
しかし、息を大きく吸って頭を下げた。
伊「今日はありがとうございました!またよろしくお願いします!」
関わらないようにしようと思っていた先輩。
だけど、もしまた2年生とペアを組むことになるのなら、Aとがいいとはっきり言える。
それは彼の術式があるからでは無く、先輩として彼が好きになったからだ。
『やだね。次は自分で何とかしろ』
Aの言葉に、伊地知はポカンと口を開けながら彼を見た。
しかし、そう言いながらもAの口角が上がっているのがハッキリと分かった。
伊「は、はい!頑張ります!」
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涼羅 - 最高すぎます! 夢主くんの不器用な優しさが大好きです!このまま全員で幸せに暮らしてくれー…(;;) (11月6日 20時) (レス) @page34 id: e29423faae (このIDを非表示/違反報告)
mami(プロフ) - すごくすごくすごく面白かったです!!!! (2023年2月20日 1時) (レス) @page34 id: a8940d6b3a (このIDを非表示/違反報告)
M - ハピエンサイコーです!!!!面白かったです!! (2022年11月9日 22時) (レス) @page34 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
来世はマカロニになりたい - めっちゃこの小説大好きです!!!番外編とかちょー好きです!!!!!!! (2022年3月27日 18時) (レス) @page34 id: ce524a8807 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 最高に面白くて良かったです! (2022年2月6日 12時) (レス) @page34 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2021年2月27日 3時