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「照れんなよー」 ページ17

悟「あの双子、お前が助けたんだって?」


『鍵もらっただけ』



Aと傑が任務から帰ってきたと思えば、見知らぬ子供二人を連れていたのでみんな驚いていた。

今は傑から事情を聞いて落ち着いており、双子も硝子の治療を受け、いまさっきお風呂に向かったところだ。



悟「傑が言ってた。Aが動かなかったら自分が何かやらかしてたかもってな」


談話室のソファーを独り占めし、横になりながら漫画を読んでいたAに近づいた悟。


そのソファーの背もたれに寄りかかった悟の言葉に、Aは少し遅れてから小さく鼻で笑い「じゃあ変な気起こさせないように見張ってれば」と軽い口調で言った。


悟「なんか見たのか?」


『なんも見てねぇよ』


悟「…未来が見えるってことは、いま現実で起こってないとしてもAの中では1度起きてることだろ」



「平気そうにしてっけど…精神的にきてんじゃねぇのか」悟がそう言うと、Aは読んでいた漫画をパタリと閉じた。

そのまま立ち上がり何も言うことなく出ていこうとするAに、悟は眉を顰める。



悟「A」


『そーだよ。俺も天内も雄も…俺の中では1回死んでる』



天内のことは聞いていたが、まさかA本人と灰原まで死ぬ未来があったと知り、悟は目を見開いた。



『でも今は生きてる。思い出すと胸糞悪ぃけど別に何ともねぇよ』


黙り込んでしまった悟をチラリと見たAは、1度息を吐くと真っ直ぐ悟の方に顔を向けた。


『辞めねぇよ』


悟「は、」


『全員は無理だけど、見えた奴だけなら助けてやりてぇと思うよ』



そう言ってすぐに「…何言ってんだ俺」と呟くと、また悟に背中を向けて出ていこうとするA。
そんなAに、悟は口角を上げて素早く近づいた。



悟「ラーメンでも食い行くか」


『肩組むな気持ち悪ぃ』


悟「照れんなよー」


『きめぇ、離れろ』

「面倒いの来たから行くわ」→←「ちょーっとお話しただけ」



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設定タグ:呪術廻戦 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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涼羅 - 最高すぎます! 夢主くんの不器用な優しさが大好きです!このまま全員で幸せに暮らしてくれー…(;;) (11月6日 20時) (レス) @page34 id: e29423faae (このIDを非表示/違反報告)
mami(プロフ) - すごくすごくすごく面白かったです!!!! (2023年2月20日 1時) (レス) @page34 id: a8940d6b3a (このIDを非表示/違反報告)
M - ハピエンサイコーです!!!!面白かったです!! (2022年11月9日 22時) (レス) @page34 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
来世はマカロニになりたい - めっちゃこの小説大好きです!!!番外編とかちょー好きです!!!!!!! (2022年3月27日 18時) (レス) @page34 id: ce524a8807 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 最高に面白くて良かったです! (2022年2月6日 12時) (レス) @page34 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アコ | 作成日時:2021年2月27日 3時

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