「なんだよこれ」 ページ14
あの後、Aが呼んだ補助監督が近くまで車で来てくれて、七海と灰原も車に乗ることがき、助手席に座ったAはすぐに寝る体勢に入ったため、七海と灰原が補助監督に何があったかを報告した。
Aと七海は先にホテルに送ってもらい、一応足を診てもらうために灰原は補助監督と病院に向かった。
ホテルの部屋で、ベッドに寝っ転がりながらぼーっとしていたAは、ドアをノックする音で起き上がる。
ホテルの部屋は七海と灰原、Aと補助監督の2部屋に別れており、補助監督は灰原と戻ってきてからすぐに全員の夕飯を買うために出ていった。
ドアを開ければ灰原が立っており、Aは無言で大きくドアを開けて招き入れた。
『足は?』
灰「大丈夫、ただの捻挫だよ」
『あんま歩き回んなよ』
普段通りのAに、緊張していた灰原はホッとする。
そして「ごめんね」と謝った。
『俺も悪かったな。その怪我は俺のせいだ』
灰「いや、Aのおかげでこの程度で済んだんでしょ?もしかしたらもっと酷いことになってたかもしれない」
『…かもな』
ちょうどその時、夕飯を買ってきた補助監督が部屋にやってきて、七海も呼んで4人で夕飯を食べることにした。
灰「お土産、何がいいかな?」
七「適当なお菓子でいいでしょ」
『変なTシャツにしようぜ』
翌日は普段通りの雰囲気で、3人はお土産を買ってから高専に帰った。
_____…
悟「なんだよこれ…」
無事に帰ってきた2年3人を出迎えたのは、お土産を楽しみに待っていた悟と、その悟に無理矢理連れてこられた傑と硝子だった。
しかし、Aが手渡したのは何という名前なのかも分からないゆるキャラが大きく描かれ、目が痛くなるようなショッキングピンク色のTシャツだった。
悟「なんで俺だけこれなんだよ!」
Tシャツは悟のみで、傑と硝子の手にはチョコや煎餅などのお土産があった。
悟「傑交換しろ」
傑「断る」
そう言いながらもきっと後でお菓子を分けるだろう。
しかし、TシャツはAが面白がって買ってきたもので、お菓子類は3人用に(七海と灰原が)多めに買ってきている。
それを知らない悟は自分のお土産がこれだけだと思い騒いでいるのだ。
『せっかく似合うと思って買ってきてやったんだから着ろよ』
「お前はこれ貰って嬉しいか!?」とAに聞く悟だが、その質問にAは笑顔だ「いや、全然」と答えたことでまた悟が騒ぎ出すことになる。
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涼羅 - 最高すぎます! 夢主くんの不器用な優しさが大好きです!このまま全員で幸せに暮らしてくれー…(;;) (11月6日 20時) (レス) @page34 id: e29423faae (このIDを非表示/違反報告)
mami(プロフ) - すごくすごくすごく面白かったです!!!! (2023年2月20日 1時) (レス) @page34 id: a8940d6b3a (このIDを非表示/違反報告)
M - ハピエンサイコーです!!!!面白かったです!! (2022年11月9日 22時) (レス) @page34 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
来世はマカロニになりたい - めっちゃこの小説大好きです!!!番外編とかちょー好きです!!!!!!! (2022年3月27日 18時) (レス) @page34 id: ce524a8807 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 最高に面白くて良かったです! (2022年2月6日 12時) (レス) @page34 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2021年2月27日 3時