「こっちのがハンデもらってる」 ページ33
今日は見学のみ。襲われそうになったら逃げろ。
言われたことを珍しく守り、離れたところで2人が呪霊を祓うのを見ているだけのA。
現れた呪霊に次々と攻撃を仕掛ける七海と灰原。
Aが知る限り何度か2人で実習に行っていて、いまお互いの攻撃を邪魔することもなく呪霊と戦闘しているところを見ると、2人の息はかなり合うのだろう。
2人の動きを見ていたAだったが、一瞬ザッというノイズが頭に響き、それと同時に数秒ほどの映像が流れ込む。
それを見てハッとしたAは、床を蹴って走り出した。
『雄！』
灰「えっ！？」
呪霊からの攻撃を避けるために、後ろに飛び退いた灰原は突然Aに突き飛ばされた。
灰原がA越しに自分の立っていた場所を見れば、何か黒い物体が上から降ってきたのが見える。
灰原を突き飛ばしたAは、背中に衝撃を感じながらも、勢いよく振り返りその勢いのまま拳を振りかぶった。
バシンッと音を立てて当たった拳。
しかし、上から降ってきた呪霊はニタリと笑うのみでビクともしていない。
咄嗟のことで呪力を込めることを考えていなかったAは、小さく舌打ちをしながら後退する。
灰「A！」
『ヘーキ』
慌てた様子の灰原に名前を呼ばれ、それに片手を上げて答える。
七「二体いるなんて聞いてない！」
初めに現れた呪霊と未だに戦闘中の七海のイラついた声が聞こえる。
『3対2だ。こっちのがハンデもらってる』
七「ダメです！Aは早くここから出て補助監督の元へ！」
七海が戦っている呪霊に対して、後から現れた呪霊はこちらの様子を伺うように攻撃してこない。
灰「A、早く逃げて！」
『ふざけんな、こちとら最近暴れてなくてストレス溜まってんだ』
中学時代は喧嘩ばかりだった。
相手か自分が動けなくなるまで喧嘩し続けていたのに、今ではあれが嘘だったかのように大人しくしている。
別に喧嘩するのが好きという訳では無い。最近は大人しく座って映画ばかりで、それがストレスになっていたのだ。
普通の拳から呪力を込めた拳にすればいいだけ。
あの時みたいに相手が動けなくなるまで殴ればいい。
灰原の止める声を振り切ってAは目の前の呪霊に向かっていった。
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彩(プロフ) - 織田作、、、。好きです!これからも頑張ってください！ (2021年8月21日 16時) (
レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 織田作、、、。好きです!これからも頑張ってください！ (2021年8月21日 16時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - にゃんさん» またまたのまたコメントありがとうございます！六眼の持ち主は流石に笑いました(笑)ちょっとずつですが、更新していきますのでこれからもよろしくお願いします！ (2021年1月13日 0時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - 実は私、六眼の持ち主でして、、アコさんは間違いなく持ってる側ですね←わかるんですよ私、最強なんで(( 笑笑とんだ茶番ですね、面白かったんでコメントまたまたのまた返しちゃいました！気長に待ってます〜頑張ってください！ (2021年1月11日 0時) (レス) id: 42196c1688 (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - にゃんさん» またまたコメントありがとうございます！え、もしかして気付いてないだけで私呪術師でした…？調子乗りましたスミマセン…(笑)冗談でもそう言って貰えてとても嬉しいです！！ありがとうございます！ネタ絞り出して頑張ります！ (2021年1月9日 3時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アコ
| 作成日時：2020年12月21日 21時
