「なんでアイツの味方すんだよ」 ページ4
あの後、生徒たちの様子を見に来た夜蛾先生に暴れているのが見つかり、いま悟の頭には大きなタンコブが一つできている。
悟「なんで俺が怒られたんだよ」
授業が終了し、1・2年それぞれ自分たちの教室に戻ったが、悟は机に頬杖をついて未だに文句を言っている。
傑「あれは喧嘩腰で行った悟が悪いだろ」
悟「はぁ?ちゃんとアイツの態度見てたのかよ?」
悟にそう言われた傑は「確かにあの態度は人としてどうかと思うが」とため息混じりに答えた。
傑「先輩だからこそ、もう少し大人な態度をとったらどうだ?」
悟「なんでアイツの味方すんだよ」
傑「味方なんてしてないだろ。今のは悟に提案しただけだ」
あの生意気な後輩に文句を言っていたはずが、気づけば悟と傑の間に流れる空気が、険悪な雰囲気になり始めた。
巻き込まれないようにと硝子はそっぽを向いて知らんぷりしている。
そんな教室に入ってきたのは担任の夜蛾だった。
夜「頭は冷えたか?悟」
悟「ヘーイ」
冷えたどころか、今まさに傑と喧嘩になりそうだったとは言えない。
悟「あの生意気な奴何なんだよ」
夜「七海、灰原と同じ今年入学したお前の後輩だ」
夜蛾の回答に「そんなの知ってる」とそんなことを聞きたいわけじゃないという態度をとる悟。
夜「一般家庭出身。最近まで呪術の"じゅ"の字も知らなかったらしい」
悟「はぁ!?」
その言葉には悟だけでなく、傑と硝子も驚いている。
"じゅ"の字も知らないとは、本当に何も知らないと言うことなのだろうか。
傑「でも呪いは見えていたんですよね」
夜「それが、本人曰く___興味ないから無視して今まで生活してきた___らしい」
硝「やべぇ奴じゃん」
あんな気持ち悪いモノ、普通視界に入ったら気になるはずなのに興味がないとは…かなり無頓着な人間らしい。
悟「術式は?」
夜「まだハッキリとわからん」
「そんな奴ここでやってけんのかよ」と呟く悟。
しかし、ここはその呪いを学ぶ場であり、これから成長することは出来るはずである。
夜「アイツは呪術を除いて少し特殊体質らしくてな…」
"物心ついた時から痛みを感じたことがないらしい"
「オマエしか喧嘩売るやついないからだ」→←「…は?今なんつった?」
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彩(プロフ) - 織田作、、、。好きです!これからも頑張ってください! (2021年8月21日 16時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 織田作、、、。好きです!これからも頑張ってください! (2021年8月21日 16時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - にゃんさん» またまたのまたコメントありがとうございます!六眼の持ち主は流石に笑いました(笑)ちょっとずつですが、更新していきますのでこれからもよろしくお願いします! (2021年1月13日 0時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - 実は私、六眼の持ち主でして、、アコさんは間違いなく持ってる側ですね←わかるんですよ私、最強なんで(( 笑笑とんだ茶番ですね、面白かったんでコメントまたまたのまた返しちゃいました!気長に待ってます〜頑張ってください! (2021年1月11日 0時) (レス) id: 42196c1688 (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - にゃんさん» またまたコメントありがとうございます!え、もしかして気付いてないだけで私呪術師でした…?調子乗りましたスミマセン…(笑)冗談でもそう言って貰えてとても嬉しいです!!ありがとうございます!ネタ絞り出して頑張ります! (2021年1月9日 3時) (レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2020年12月21日 21時