【呪術廻戦】生意気な後輩が入学してきたのだが【男主】

「本気で言ってんならぶっ飛ばす」 ページ26

悟「傑だって名前呼びだろ！」


喧嘩しそうになったのを止めたのに、そのせいで怒りの矛先が傑に向いてしまった。
流石にそこまで予想していなかった傑は、面倒臭そうに顔を歪める。


傑「素直に頼めばいいじゃないか」


変に呼び方を決めないで、と付け加えた傑の言葉に悟はムッと黙り込む。


『もう終わった？なら行くわ』


全く空気を読まないAはその場から離れようとするが、今度は腕を掴まれる。


腕を掴まれたことにより、先に進めなくなったAは仕方なく振り向けば、未だに口をへの字にしている悟がいた。



悟「俺のことも…名前呼びしろ」


『なんで？』


そこは「分かった」と言って欲しかったと、Aと悟以外の3人は心の中で強く思った。


せっかく頑張って言ったのに、なんでと言われてしまえば説明なんてできるはずがない。


ただみんな名前呼びされている中で、自分だけ呼ばれていないのが寂しかったとか羨ましかったという理由なのだが、そんなこと死んでも言えない。


モゴモゴと口を動かすものの、何も言葉を発しない悟にAは眉間に皺を寄せる。


『最強パイセンのがカッコよくね？』


悟「オマエそれ本気で言ってんならぶっ飛ばす」


あと敬語！とまた騒ぎだした悟に、もうこれ以上話させても無駄だと傑と七海は2人を止める。


傑「これから訓練なんだろ、寝るの遅くなるからもう行きな」


悟を押さえながらそう言った傑に、Aと七海は頷いてその場を後にしようとした。


しかし、ここで空気を読めない人物がもう1人。


灰「夏油さんと五条も一緒にどうですか！」


七海は痛くなった頭を押えた。

「なに？怖いの？」→←「これから悟様って呼んでいいぞ」

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