【呪術廻戦】生意気な後輩が入学してきたのだが【男主】

「これから悟様って呼んでいいぞ」 ページ25

悟「A、新しいゲーム買ったから一緒にやらせてやってもいいぜ」


『無理。これから建人と雄と映画だから』



せっかく誘ったのに即答で断られてしまった悟は、上げていた口角を真逆に下げた。


悟「なんで七海たちも一緒なんだよ」


七「…Aが一人だと真面目に訓練しないので」



Aは授業外でも、寝る前に1本だけ訓練のために映画を観るようにと担任から言われていた。
しかし、本人だけではまた真面目に訓練をしないため、見張り役として七海と灰原が一緒に観ることになっている。

不機嫌になった悟を見て、面倒臭そうなことに巻き込まれてしまったかもしれないと思いながらも、仕方なく七海は答える。


悟「てか、なんでお前ら名前呼びなの」


突然の質問にAと七海は顔を見合せた。
そこに悟にゲームをするから集合と言われていた傑と、Aと七海を探しにきた灰原がやってくる。



『名前呼びって、みんなそーだろ』


灰「何の話？」



灰原の質問に答えようとしたAが口を開いた瞬間、悟が「俺は呼ばれたことないぞ！」といきなり怒りだした。



『だって、建人。呼んでやれよ』


七「多分、私じゃないですよ」


怒る悟なんて気にした様子もなくAと七海は会話する。
すると悟がズカズカとAに近づき、ガシリとAの肩を掴んだ。



悟「これから悟様って呼んでいいぞ」


『は？死ねよ』


後輩とは思えないAの言葉遣いに悟の怒りが爆発しそうになったところで、今まで黙っていた傑が「はい、ストップ」と2人の間に入り込んだ。


そこで傑は深くため息をつく。

悟は自分もAに名前呼びで呼んで欲しいだけなのに、照れなのか素直に言えず今のような呼び方を提案したのだろう。


その提案にAが了解ですなんて言うはずもなく、普段の様子から今の返しは簡単に予想出来た。

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