検索窓
今日:15 hit、昨日:27 hit、合計:501,107 hit

4.クワガタカフェって? ページ5

凛「おし、そろそろ着替えに行こうぜ。」


宗「ああ。」



休憩の時間になるので、凛と宗介は制服に着替えるらしい。もともと制服だった私はどうしようかと思いながらオムライスの最後の一口を食べた。



宗「A、ここで待ってろよ。」


『えー、先にハルたちのとこ行ってちゃダメ?』


宗「ダメだ。」


『一人で待ってるの暇なんだもーん。』



そう言うと宗介が「ほら。」と私の掌に飴玉を三つおいた。



宗「それ舐めてる間に戻ってくっから。ちゃんと味わって食えよ。」



『…三つじゃすぐ無くなっちゃう。』



そう言うとさらに二つ追加された。



___…



五つ目になる飴玉をコロコロと口の中で転がしながら、ぼーっと壁に貼ってある紙を眺めて二人を待つ。



宗「A、行くぞ。」



着替えて戻ってきた宗介が私を呼んだのを確認して、最後の飴玉をガリッと噛んだ。



凛「何個食ったんだ?」


『…3?』


宗「嘘だな。」


『5。』



正直に言えば二人に呆れた顔をされた。



宗「歯磨きちゃんとしろよ。」



『うん!毎日ちゃーんとしてるよ!』



にーっと歯を見せながら笑えば、宗介は少しだけ眉を下げながら笑ってわしゃっと頭を撫でてくれた。




凛「待たせたな、お前ら。」



机を四つくっ付けて作ったテーブルに座る岩鳶メンバー四人に声を掛ける凛。



けれど私の目には机の上に上半身を乗り上げハルの手を握っている百にしかいかなかった。



渚「ああ!宗ちゃん!Aちゃん!」



渚の声でやっと百から視線を外す。



宗「宗…ちゃん?」



渚の呼び方に顔を歪める宗介。
そんな宗介を凛が面白そうに笑っていた。



凛「愛、百。お前らも休憩入っていいぞ。



百「マジっすか?!愛先輩!クワガタカフェ行きましょう!クワガタカフェ!」


クワガタクワガタと連呼しながら愛を押して行く百。


私は宗介の袖をちょいちょいと引っ張った。



宗「ん?」


『クワガタカフェって何?』


宗「クワガタがいるカフェなんじゃねえの?何だよ、行きたいのか?」


『ヤダよ、気持ち悪いじゃん。』



そんな会話をしていると凛が口を開いた。




凛「んじゃ、俺たちも行くか。」



『えっ?!クワガタカフェ?!』



凛「ちっげーよ!!」



真「相変わらずAは天然だなぁ…』



『私天然じゃないよ!』


========

1日でたくさんの評価とお気に入りありがとうございます!
とっても嬉しいです!これからも宜しくお願いします!

5.フカヒレ?マン→←3.ゥグッ!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (412 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
608人がお気に入り
設定タグ:Free! , OVA , 山崎宗介
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かのい(プロフ) - めっちゃ面白です!続き作って欲しいです!!! (2018年5月17日 17時) (レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です!!宗介推しなので幸せです!!! (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです!!! (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです!いっきに全部読みました!ありがとうございます! (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです! 引き込まれます。できれば続編を読みたいです! もし作ったら教えてください!! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アコ | 作成日時:2016年4月1日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。