19.焼きそば追加 ページ20
「じゃあ私は行くね」と別の場所に行った江を見送る宗介。
「おーい、山崎。イチャイチャしてるとこ邪魔して悪いんだけどさ。」
突然名前を呼ばれて宗介は振り向く。
するとそこにはいつもAと一緒にいる友達がいた。
宗「なにがイチャイチャだ。」
「安心しなAには内緒にしといてあげる。」
宗「だから何もしてねえっての。」
面倒臭い奴に捕まったと思いながら宗介は溜息をついた。
「て、こんなこと言いに来たんじゃないや。Aが3人分の焼きそば食ったから金払え。」
友達のその言葉に眉を潜めて再び溜息をつく宗介。
宗「いくらだ。」
「1個200円だから600円」
制服のズボンのポケットに手を突っ込んで、そこから千円札を取り出した宗介。
その千円札を「ほら」と友達に差し出した。
「まってお釣り400…」
宗「いや、釣り分の焼きそばとっといてくれ。どうせ後でAが食うから。」
「あんたあの子を太らせる気?」
宗「どんだけ食っても太んねえだろ。」
「…確かに。じゃあ、後で取りに来てよね。」
宗「おう。」
___…
貴澄から無事水鉄砲を受け取り、Aは歩いていた凛と合流した。
凛「お前いきなり消えんなよな。」
何かあったら宗介が恐ろしいと思いながら凛はAを見下ろした。
『私が消えたんじゃなくて凛たちが消えたんでしょ!』
凛「ちげーだろ!!」
頭が痛くなる…と片手で額を覆う凛。
そんな凛を気にすることなくAは敵を探しながらキョロキョロと辺りを見回していた。
『あ、ねえ…凛。』
凛「あ?」
ちょいちょいと凛の服の裾を引っ張るA。
Aに視線を移せば、どこかを指差していた。
指差す方を見てみれば、鮫柄学園のゆるキャラである鮫柄ちゃんとそれを追う怜がいた。
『怜ちゃんは鮫柄ちゃんが好きなんだね!』
凛「ちげえ…あれは…」
鮫柄ちゃんが持っている二本の水鉄砲を確認すれば目の色を変える凛。
凛「あれは渚だ!行くぞA!」
『え!ちょっと待ってよ!!』
20.怜ちゃんのメガネ→←18.きんたろ…じゃなくて…百太郎くん!
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かのい(プロフ) - めっちゃ面白です!続き作って欲しいです!!! (2018年5月17日 17時) (レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です!!宗介推しなので幸せです!!! (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです!!! (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです!いっきに全部読みました!ありがとうございます! (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです! 引き込まれます。できれば続編を読みたいです! もし作ったら教えてください!! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2016年4月1日 23時