Free! ES OVA 【山崎宗介】

1.メイド服なんて着せられない ページ2

今日は高校最後の文化祭！



私がマネージャーをする鮫柄水泳部は伝統の地獄の冥土喫茶をやることとなった。




一年の時も二年の時も御子柴部長に私が接客したら冥土喫茶じゃなくなる…とよく分からないことを言われてダメだったから、今年こそはと思ってたのに。





『何で私は接客しちゃいけないの？！やっと今年はできると思ったのに！！』





凛「宗介が嫌なんだと。」



『宗介何で？！』



宗「…絶対何かやらかすから。」



『私やらかさないよ？！』



宗介の服の裾を掴んで精一杯お願いする。
そんな私を宗介は暫く見下ろしてから口を開いた。




宗「ダメだ。Aは俺と裏方の仕事。」



『無理だよ！私、料理できないもん！』



凛「あー、皿洗いでもしてろよ。」



凛の言葉にこの世の終わりのような顔をすれば、何だよ、と睨まれた。
凛コワイ。




百「Aセンパーイ、何なら俺と交換しましょうよ〜！」



メイド服を片手にモモが近付いてきた。
モモの言葉に私は一気に笑顔になる。



『交換す、』



宗「ダメだ。」



私の言葉に被せるように宗介はそう言えば、モモと私の前に立つ。



そんな宗介を見るとモモは残念そうな顔をして去って行ってしまった。




『ケチ！もーやけ食いしてやる〜！』



宗「はぁ…勝手にしてろ。」



凛「…始まる前に疲れた。」

2.俺の近くにいろとは言えない→←設定です！

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