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23.絶体絶命 ページ24

Aが猫を追いかけている頃、宗介と凛はお互いを狙って水鉄砲を撃っていた。


だが、宗介の水鉄砲の水が切れてしまった。


凛「勝負あったようだな…宗介。」


植え込みの陰に隠れる宗介にジリジリと凛が近づく。
どうすることもできない状況に顔を歪める宗介。


もうダメだと目を瞑った瞬間、遠くから遙の声が聞こえ目を見開く。



遙「受け取れ!山崎!」


蹴り渡された水鉄砲は宗介の目の前でピタリ止まる。
それを拾い上げ、近づいてきていた凛に向かって水を撃った。

飛んできた水を慌てて避ける凛は再び柱の陰に隠れる。



宗「助かった。借りができちまったな。」

遙「礼なら後にしろ。」


宗介と遙が背中合わせの態勢をとる。


真「いた!あそこだ!」


この場にすでに脱落したメンバーも集まってきた。


怜「二人が共に戦っている…」


愛「残りは凛先輩とA先輩の二人。」



宗介と遙は静かに敵の動きを待っていた…すると二人の横の植え込みが微かに揺れた。
それに気付いた二人はお互い頷いて少しずつその植え込みに近づいていく。



遙「3…2…」


遙の合図で1と同時にその植え込みに飛び込む宗介と遙。

だがそこには二人が予想していた凛の姿はなく、その代わりに猫と座り込んでその猫に手を伸ばしているAがいた。


『きゃっ?!…ビックリした!』

「ニャア」

突然の二人の登場に驚きの声を上げるA。


宗(しまっ…!)


宗介がそう思った瞬間に、少し離れた植え込みから凛が飛び出し、気づいていない遙に向かって水を撃った。


宗「七瀬避けろ!」


その声を聞き、遙は凛の存在に気づく。
だがすでに水はこちらに向かって飛んできていた。

24.最終決戦→←22.猫と忘れ物



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かのい(プロフ) - めっちゃ面白です!続き作って欲しいです!!! (2018年5月17日 17時) (レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です!!宗介推しなので幸せです!!! (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです!!! (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです!いっきに全部読みました!ありがとうございます! (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです! 引き込まれます。できれば続編を読みたいです! もし作ったら教えてください!! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アコ | 作成日時:2016年4月1日 23時

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