9話 ページ10
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『いらっしゃいませ。そちらの席におかけ下さい』
にこり、と笑って席を誘導するとその中に見知った顔があることに気づく。
『…研究者クン。』
呟いた声は本人には聞こえていないようで安心した。
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tkn「ありがとうございます！Aさん!!きっと売り上げ1位ですよ！」
俺の両手を握り跳ねる美兎サンは頭につけている兎耳のカチューシャも相まって本当の兎のようである。
『お役に立てたのなら良かったです』
"うりあげ"というのはよく分からないが、こんなに嬉しそうにしているのならばきっと良いことなのだろう。
俺がいさせてもらっているクラスは喫茶店、のようなことをしていて教室な筈なのに今日は落ち着いたような雰囲気がある。
人が集まる場所を少し離れた廊下で2人、今後の作戦会議をしていると
『…は？』
吹いた異様な空気に静電気のような小さな衝撃が体中を一瞬で走り抜けたような感覚がした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿魔物。
そう感じ気配のする方を振り向けば並んで歩く、まるで"ただの一般人"のような2人しかいなかった。
そして、私はその内の1人見覚えがあった。
『…この学校の生徒ってすごいね。』
片方は制服であった…というのは言わずに美兎サンの方を見れば目を輝かせているのが分かる。
tkn「そうでしょう！なのでAさんは転校しないでおきましょう！」
『俺の意向では無理かな…。』
取り敢えず今は気にしないでおこう、と流れるように続ける美兎サンの話に耳を傾けた。
knmc「Aさん、少し僕とまわりませんか。」
ハズだったんだけどなぁ。
＿＿＿＿＿＿＿
とある▼△▼と●○の会話
「なぁ×××、」
「分かってる。この3日で探さないとね」
「オレのこと許してくれっかなぁ」
「そういうのは見つけてからでしょ！」
「でも+++、僕は会ったことがないから分かんないけど+++の話を聞いたら優しい子なんだって分かるよ？」
「けどオレ…ウラギリモノ、だし。」
「はいはい、あの人に聞くよ？知り合いでしょ、+++！」
「おま、ちゃんと聞けよ！
って委員長じゃん。」
tkn「+++さん、隣の方は…お友達ですか？」
「あー…まぁ。」
「初めまして！×××です」
「あのー…転校生って名前なんスカ」
「え？えーっと…
＿＿＿＿そういえば名前、分からないですね」
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現実逃避中のツバメ(プロフ) - あさきさん» コメントありがとうございます！更新頻度は低いと思いますがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです！ (2月20日 20時) (
レス) @page3 id: 4a39f56e37 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い！！！更新楽しみにしてます！！ (2月19日 14時) (レス) @page4 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：現実逃避中のツバメ | 作成日時：2024年2月10日 21時
