6話 ページ7
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tkn「で、ここを…」
俺は今放課後の橙色の光がさす教室でどこかの漫画で見たことのあるドキドキ展開になって…
『…なるほど。じゃあ俺は当日だけの手伝いで良いんですね』
tkn「そうですそうです、流石に実行委員の仕事は任せられないですし…」
『大変だったら任せてくださいね』
tkn「トゥンク」
は、いないのだけれど。
机の上に散らばった書類をまとめながらそんな会話をしていると広いグラウンドに小さな人だかりが見える
tkn「？…あ、剣持さん。今日は外練なんだ」
『剣持クンと知り合いなんですね』
tkn「え？あぁ…うん、あの子素直じゃないのよねぇ…ってAさんも知り合い？」
その言葉に噂程度、と返す。目を凝らすと剣持クンは列の先頭で走っていて剣道部の副将、と聞いていただけの速さである。まぁ、ジョギングなんだろうが。
少し会話を交わしながら2人でグラウンドを眺める。これが
tkn「剣持さんのクラスお化け屋敷らしいですよ」
『剣持クンがいたら喫茶店とか売れそうですけど』
tkn「剣ちゃんはそういうのはしないだろうからなぁ…」
『…なるほど』
共通の話題は「剣持刀也」のことで、結局は盛り上がっていた。
…やはり青春ではないかもしれない。
というか、俺が手伝いに選ばれたのって
"あなたが学校の行事で好きなものはなんですか"
"……文化祭、ですかね？"
これかぁ…？別に暇だから良いけれど少し面倒だから違う答えをしていたら良かったのだろうか
tkn「Aさん顔が良いので転校される前に少し関わっておこうと思ったんですよ」
全然違った
ていうかすごくエモ？な雰囲気のときに真顔でそんな事を言うかい？普通。
そんなことを考えているとせっかく片付け1つの筆箱しか乗っていなかった机の上に数個のカチューシャを並べている月ノサン。
月ノサンって言うのなんかおかしいかな…フルネームで呼んだほうが語呂良くて自然かも…。
「『あの』」
tkn「どうぞどうぞ」
『えっと…呼び方って美兎サン、でも良いですかね』
tkn「ぬぇっ、あーもう全然美兎でもなんでもカスでも良いです」
『んは、じゃあ俺のことも適当にどうぞ』
『で、美兎サンは？』
tkn「このカチューシャ、どれがいいと思います？」
『…俺に聞きます？』
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現実逃避中のツバメ(プロフ) - あさきさん» コメントありがとうございます！更新頻度は低いと思いますがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです！ (2月20日 20時) (
レス) @page3 id: 4a39f56e37 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い！！！更新楽しみにしてます！！ (2月19日 14時) (レス) @page4 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：現実逃避中のツバメ | 作成日時：2024年2月10日 21時
