4話 ページ5
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kid「…とーじろー。そろそろ帰ったほうが良いかな」
gnzk「そしたら景くんも帰らなきゃね」
ngo「書類終わってねぇんだけど」
gnzk「自業自得。」
帰ったほうがいいのでは、と問うと研究者クンはハッとしたような顔をして官吏サマに聞きそれにダルそうな退魔師が反応する。
話し合いが大体終わった(ように見える)後、唐突に転送魔法がかけられる
kid「こっちにも来てくださいね！」
『行ったら殺されるよ。』
消える直前に手を振りながらそう言ってくる研究者クン。本気で言っているのか？
行った後、さっきまでの騒ぎが嘘かのように静まり返る魔王城。
knmc「……僕のところに来ても殺されますか」
『え……剣持クンのところは、まぁセーフ…？』
knmc「へぇ。」
fsm「とやさん！オレは反対ッスよ､！」
『狐クン…そんなに焦らなくても行かないよ』
何やら思案する剣持クンの両肩に手を置き頭がもげるぐらいに揺らす狐。
そこまで嫌わなくても……。
knmc「僕は諦めませんよ」
『ご自由に。』
そういえば掃除中だったな。
そう思い出し動かしていたはずのモップの方を見ると倒れていたので拾いに行こうと足を向ける。
剣持クンの後ろにそれは落ちていたので取りに行こうとすると狐クンは咄嗟に片手で守るような姿勢を取る。相棒思いってやつですネ。
それには敢えて反応せずに後ろにまわりモップを取るとその手は元の位置に戻される
『人間界は今何時？』
多忙な「優等生」。大抵実際は知りもしない予定を聞くと焦り始める。それに一緒に「相棒」くんも焦りだすので大体この言葉を言うと追い出すことができる。学習しないんだなこれが。
若干ニヤけながら立てたモップに手を置き顎を乗せ聞く。
knmc「？…あ！！ガッくん、」
fsm「ぁ゙、それじゃあ。」
いつも挨拶はしてくれる狐クンにニヤケが増すと明らかに嫌そうな顔をされる。
剣持クンはそんな狐の腕をとり走っていく。
knmc「それじゃあ、また来るので」
『うん、もう来ないでね』
扉の前で一礼して出ていく。どっちも礼儀が正しいことで。
そして、一人になってしまったこの大きな城の中での静けさにはまだ慣れない。
そんな事を考えながら片手でモップを押しているとどこかに突っかかり棒からの鳩尾をくらう。
『痛っ…』
痛くはないが「痛い」と言ってしまうのは私の中で結構あることだ。
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現実逃避中のツバメ(プロフ) - あさきさん» コメントありがとうございます！更新頻度は低いと思いますがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです！ (2月20日 20時) (
レス) @page3 id: 4a39f56e37 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い！！！更新楽しみにしてます！！ (2月19日 14時) (レス) @page4 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：現実逃避中のツバメ | 作成日時：2024年2月10日 21時
