17話 ページ19
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kgm「聞いてください冬樹!!レアなカードが出ました！」
hks「んぇ、お父さんに家で開けなって言われてなかったっけ？」
kgm「えと、楽しみで我慢できなくて…ごめんなさい」
yrm「んー、まぁ何となく予想ついてたけど…それより後ろ、お客さん？」
目の前で広げられる会話に黙って耳を傾けていると右手にマグカップを持った少年が私のことを見ていることに気づく。
kgm「あの、お客さんでも、あるんですけど…」
hks「まぁ、一旦座りなよ」
「貴方も、」と付け加えられたためこの中で唯一の知り合いであるかがみクンの隣に座る。
冬樹、と呼ばれる少年はかがみクンに私のことを話されているらしく、微笑ましそうな顔で合槌を打っている。
yrm「お客さんは？何飲む？」
因みにはやとはココア、と補足して聞いてくる夜見…サン(名札を見たら名前が書いてあった、金字でかっこいい)。他の飲み物の場合準備が面倒なのだろうと思いココアを頼む。
hks「じゃあ、お礼しなきゃだね。…オセロでもする？」
kgm「なんで私が下手なの知っててそういうことを仰るんですか！」
yrm「それも人生の壁だよ？」
kgm「なんなんですか、それ！」
笑い混じりの会話にこの3人は仲が良いのだな、ということを1人勝手に思う。
ここ、というか…人間界は割と暇しなくて楽しそうではある。
まぁこんなパラレルワールド、と言っても過言ではない世界で「暇しない」とか「楽しそう」など言っても実際あちらの世界でもこんななのかは分からない。
挑戦とかは生憎しない・できないタイプだからこれからも人間界に降りることはないだろう。城に一人暮らしもなかなかいい。
kgm「あ、あの！」
『…ん？』
kgm「これ、お父様が管理しているので限られると思うんですけど」
と、言いながら差し出してきているのはスマートフォン。…のLIМE画面。
どうやら"今は一旦連絡先交換"という結論になったようだ。
…スマホか。持っていると思うかい？私が。あぁ、私は持っていないよ。だがしかし！少し前狐に支給されたものがある。
『はい、これで合ってる？』
kgm「ありがとうございます…！お返しの方法、思いついたら連絡します」
hks「良かったね、かがみくん」
yrm「ヒューヒュー」
kgm「ちょっと！れいさんは静かにしてください」
まさかの初のLIME友達が小学生とは思ってもいなかった。
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現実逃避中のツバメ(プロフ) - あさきさん» コメントありがとうございます！更新頻度は低いと思いますがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです！ (2月20日 20時) (
レス) @page3 id: 4a39f56e37 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い！！！更新楽しみにしてます！！ (2月19日 14時) (レス) @page4 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：現実逃避中のツバメ | 作成日時：2024年2月10日 21時
