11話~13話 Side ⚔ ページ15
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「俺………………僕には会う資格がない…」
いつものように強く一人称を否定することのない僕に周りの人達は様々な反応を見せる。
「え！剣持どうしたん!?ヤバぁ！」
「もちさぁん！どうしたんすかぁ！ス◯バ行って相談のりましょかぁ?!もちろんもちさんの奢りで！
ごちでーす」
「剣ちゃんどうしちゃったの…」
「剣持さんどうされたんです、天宮さんにビンタでもされましたか…？」
「いやいや社長、それは喜ぶんじゃないんですかね」
「うわぁ、なかなかの狂愛ぶりやねぇ」
「とやさん、あの人のことは忘れましょう、今は文化祭ッスよ…!!」
まぁ、このように大半が煽ってきているような内容だが。
傍目八目とも言うし、これからどうしたら良いのか遠回しに聞いてみたりもした
「そんなのヴァンパイアに聞かれても分かんないよ〜」
やっぱりコイツは年ばかりくった世間知らずだった。何故聞いたんだろう、僕も僕のことが心配になってくるくらいだ。
「今回は結構効いてるッスねぇ、オレとしてはこのまま自然消滅が嬉しいんスけど…」
「ｱｧ……」
「出来なさそうッスよねぇ」
僕が机に突っ伏していると隣で唯一事情を知るガッくんが悶々と悩んでいた。
すると隣で急にガタッと音がして流石に僕も驚き顔だけ向けると何かを決心したような顔のガッくんが「ちょっと行ってくるッス、」とだけ言って去っていってしまった。
どこに行ったのだろうか、とも思うがこれからどうしようという悩みの方が大きかったためすぐに疑問は頭の隅においやられた。
「どうしたのとうやくん」
頭を戻した後に耳元でした声に顔を歪ませる。
「キモぉ…」
椅子を倒す勢いで立ち上がり囁かれた方の耳をふさぐ。
「僕が待ってるのはお前じゃねぇ」
「えー！ガッくんに慰めといてって頼まれたから来たのにぃ！」
「余計なことだな。帰れ!!!!!」
この話をしている最中にもジリジリと近寄ってきているコイツ。
…ピーナッツくんである。
ガッくんはこれを名案だと思ったのだろうか。だとしたら終わっている。例え、めちゃめちゃ信用している相棒だというせいでフィルターがかかっていたとしてもこの考えは終わっている。
こうして暫く捕まらないように逃げていると唐突に扉が開いた。
「ガッくん!!なんでコイツを……え」
『んー…お邪魔だったかな？』
………………幻覚だな
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現実逃避中のツバメ(プロフ) - あさきさん» コメントありがとうございます！更新頻度は低いと思いますがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです！ (2月20日 20時) (
レス) @page3 id: 4a39f56e37 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い！！！更新楽しみにしてます！！ (2月19日 14時) (レス) @page4 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：現実逃避中のツバメ | 作成日時：2024年2月10日 21時
