11話 ページ12
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お気に入り登録者様の方々や今読んでくださっている方々のおかげで順位．黄色星を貰うことができました。ありがとうございます。
掛け持ち作品のため更新速度は遅いですがこれからもよろしくお願いします。
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近づいてくる人とそうでないモノの気配
ジクリと痛む仮の心臓
睨む狐
ため息を付く高校生
…この4点セットで「立ち向かう」なんていう選択肢を持つ者は極々一部だろう。
勿論私は一部の者なんかではない。
この場からどのように逃げるか、避けるかをいち早く考えるモノだ。
『剣持クン、私を見抜けないのならばそれだけの
knmc「っは？」
『俺は剣持クンのことスキだよ？
だから、私のところには来ないでくれ。』
knmc「なんで…」
『これ以上君の剣のように鋭い正義を錆びらせたくない。』
意外とかっこいい決め台詞を決めることができたのではないだろうか。…こんなことを考えるとかっこ悪いのか。
1人で今の言葉はキマったか否かで悩みながらフェンスに手を置き外側に立つと反射的にか狐が右足を踏み出す
『それじゃあ、失礼。』
屋上の扉が開き、隙間から
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『意外と迫力あったな……』
ないはずの心臓がある場所に手を当てて人の背丈の5倍以上ある扉にもたれかかった
かっこいい降り方と思ってあれをチョイスしたのはいいが下が見えない状態で転移をするのはなかなかの緊張感があった
まぁ、間に合わなかったけど。
『あ。』
カチューシャ、リュックに入れていたんだっけ。
『やらかしたなぁ…』
それだけ、持ってくれば良かった。と落胆し扉に背中を預けたままズルズルと座り込む。
思い出の品ってやつなんだが。ここで転移を使うとあちらの世界の時空なんて分からないからなかなかスリルのあるものになる。
剣持クン持ってきてくれるかなぁ……なんて、自分から来るなと言っておいて「また来るだろう」と変な自信を持っている自分にため息が出る。
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『犬みたい…いや、ハリネズミ…？』
あの少年を動物に例えてみて少しニヤけてしまった話は割愛しよう。
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現実逃避中のツバメ(プロフ) - あさきさん» コメントありがとうございます！更新頻度は低いと思いますがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです！ (2月20日 20時) (
レス) @page3 id: 4a39f56e37 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い！！！更新楽しみにしてます！！ (2月19日 14時) (レス) @page4 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：現実逃避中のツバメ | 作成日時：2024年2月10日 21時
