BTS 短編集 (ページ10)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:5,478 hit

・Ⅱ ページ10

そう言って、ジンニムは抱き締めて頭を撫でてくれた。

嬉しさと安堵感で

『うわああああああぁぁぁぁぁぁん』

JN｢うんうん、よく頑張った証拠だよ。いっぱい泣いてスッキリしたら帰りな。
送ってって上げるから。｣

私は泣いてしまった

そしてずっと優しい言葉をかけてくれる。そんなジンニムは

まるでオンマみたいでもっと涙が溢れてきた。

一通り涙が納まった後、ジョナの事も話した

JN｢じゃあ、助けに行かなきゃね。
君はほんとに偉いね、友達の為にたくさんの人に声をかけて無視されて、
それでも頑張ってて。｣

TH｢ごめんなさい、あなたの優しさを知らずに、冷たい態度をとってしまいました。
本当にすみませんでした。｣

『全然いいんです。あの、その…』

私はテヒョナの耳に顔を近づけて

『テヒョナさん。あなたはアイドルです。
私なんかに頭を下げないでください。』

TH｢分かりました。でも、私なんか、なんて言わないで下さい。
私なんか、なんてあなたには似合いませんから←小声｣

『言わないでくださいの後何か言いませんでしたか？』

TH｢なんでもないです。｣

『ならいいんです。』

JN｢テヒョン、助けに行くぞ。｣

私は遠くで見守っていた。

遠くで怒鳴る声が聞こえた。

強盗が逃げていった。ボロ負けしているようだった。

強いなぁ。

あ、待って。ジョナが恐怖から放たれたら普通に戻って逆ナンしちゃう。

ジョナの方が可愛いから、2人が私の前から消えちゃう…！！！！

せめてその場面は見たくなくて、目をつぶった。

遠くで聞こえた

ﾊﾟｼﾝｯ!

え…？

JN｢友達が必死に助けを呼んで、僕達に助けて貰ったって言うのに、
いきなり逆.ナン？有り得ないんじゃない？友達のあの子は？
君を助けてくれたあの子は？君はあの子とは大違いだね。
よく考えて見て。君は自分のことで精一杯だったのにあの子は君を助けてくれたよ？｣

TH｢だから君みたいな子は無理だってこと。｣

怒、られ、て、る？

2人が駆け寄ってきた。

明日また会おうね！と

私に笑顔で言ってくれた。

自分達のためって、最初から分かってたんだね。

やっぱ好きだよ。君たちのことが。