BTS 短編集 (ページ7)

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・IV ページ7

JK｢ね、ねえ！君！待って、早まらないで！｣

『…え？』

ねぇ…

神様、すごいよ…
叶っちゃった、こんなすぐに

JK｢話したくないなら話さなくてもいい！でも、もし話せるなら！
全部話してほしい！今までのことも！｣

『でも

ｷｬｯ！！』

こんなに嬉しいって感じたの久しぶりでつい舞い上がってしまった。

でも、それにしても運命はすぐに意地悪をする。

強風なんてさ、病弱な私に耐えられると思う？

耐えられるわけないじゃん…

もう、やっと死ねるんだね…

嬉しいはずなのに悲しいな…

もっと生きていたいって思っちゃった…

『あ…れ…？痛くない…？
あっ！そっか、痛み感じる前に死んじゃったのか…はぁ』

そして手首に感覚があるのに気づいた

目を開けた。

『あっ…え、えと…』

死にたいんだ自分はさっきは何故行きたいと思ってしまったのだろうか…

『いいですよ…。放しても、死のうと思ってたし…』

JK｢なんですか貴女は、僕は貴女に何があったかは知りません。
でも、それでも何故か、貴女に死んで欲しくはありません！｣

CN｢ジョングク、おまっ、速っ…過ぎ、…………ﾊｧﾊｧ｣

CN｢…着いてきたけど………帰った方が良さそう…かな…。｣

あ、あああぁぁぁ
おおぉぁれいいい言わなきゃ！

『あ、あああありがとうごじゃいましゅ！』

あぁ、嫌な噛み方をしてしまった。

それも盛大に…はぁ

JK｢いえいえ…。では。｣

貴方はそう言いながら手をヒラヒラと降って

踵を返して屋上から立ち去ろうとしている。

あ、伝えたい！

『…あっ、え、ええ、えと…ま、待ってください！』

毎日眺めてたくせに…
こんな時こそコミュ障発動なんて…。

JK｢………？…何ですか？｣

『……………………………………』

自分から引き止めたくせに、

自分で作った沈黙が怖い

破らなきゃ！

｢『あの！』｣

『あっと、えっと…なん…ですか…？』

JK｢あぁ、もう、死.のうとしないで下さいねって事だけです…。｣

JK｢貴女…は？｣

『な、名前！教えて、下さい！』

JK｢ジョングク、チョン・ジョングクって言います。｣

『あ、ありがとうございますす……！』