BTS 短編集 (ページ14)

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・IV ページ14

JIMIN side

カンさんが席に着いた

『パクくんただいまー。』

『別に君のことなんか待ってないよって思ったでしょ。』

JM｢そう思ってたよ。凄いね。｣

ホントは思ってなんかないけど、むしろ逆だけど
何か心からカンさんを許したみたいになるのはいやだ。

『正直だなぁ。』

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

『はぁ授業か、だるいなぁ。』

JM｢1時間目休んだくせに｣

『ん？なんて言ったの？聞こえなかったからもう1回、
ワンモワワンモワ』

JM｢何も言ってない。｣

『えー？そうかなぁ？聞き間違い？ほんとにー？』

僕の体を揺すってくる。

先生｢そこー。いちゃつくなー。｣

『すみませーん。』

わっと笑い声が教室いっぱいに広がった

同時にカンさんの方に視線が集まった。

僕が視界に入るじゃん。やめてよ

何分かして、カンさんは寝落ちした。

『あっ！』

！？

また教室に笑い声が広がった

もう嫌と思っていた視線が集まるという事がもう一度行われた。

はぁ。

でも、その中のもう1人だけは、

もう1人だけは全く笑っていなかった。

実際僕もなぜこんなことで笑えるのかわからないけど…

そう、そのもう1人の全く笑っていない子に僕は惹かれている

あっという間に授業が終わった。

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You side

『パクくん、あの子好きなの？』

JM｢ﾌﾞﾌｯｯ!｣

『え、汚い、吹き出さないでよ。』

JM｢カンさんのせいだから。｣

『うん、知ってた。で、どうなの？』

JM｢カンさんに教えるつもりなんて無かったけど、
でも、そう、その子が好き。｣

『そっかー！』

JM｢みんなに言いふらしたりするのやめてよね。｣

『だいじょーぶ！でもあの子、顔整ってるし、背低くて可愛いし、
ほんっと理想の彼女的なのになりそうだよね！』

『パクくんほかの男子と比べると小さいから、あの身長が丁度よさそう。』

JM｢微妙にディスるのやめてくれない？｣

『やめてくれない。』

JM｢はぁ。｣