【黒バス】赤司の相棒はバスケ選手ではない 4th～中学編～【男主】 (ページ7)

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出会い 2 ページ7

赤司「やあ、1週間ぶりだね、鷹海くん」

『………』

初めて会った日から1週間

昼食を済ませた後の残りの昼休憩の時間は基本的に図書室にいる鷹海は

いつものように図書室に向かって足を進めていた

赤司はその図書室の前でノートを手に持って仁王立ちして待っていたのだ

自分は名乗った記憶はなく、なぜ自分を知られているのか不思議でならなかったが

彼の先輩である虹村修造から聞いた可能性を考えるとありえない話ではなかったため特に聞くこともなかった

赤司「ちょっといいかい？」

『…はぁ、さっさとしてくれ』

赤司「君は鷹海Aくんで合っているかい？」

『合ってる、つーか確信持ってんだろ』

赤司「まあね」

なんだこいつ、と心の底から思った鷹海は

赤司は変なやつだと認識して赤司の後ろにある図書室の扉に向かって歩き始めた

扉に手をかけて入ると、その後を赤司はついてきていた

ちらりと横目で見てみれば楽しそうに着いてくるだけで何をする気でもなさそうな様子

鷹海はどうしたらいいのか全く検討もつかない

とりあえず本を手に取っていつもの場所に座ると、赤司は前と同じように向かい側に座ってノートを開いた

さらさらとノートに書いているのは部活のことのようで

なぜ赤司がここでそれをするのか疑問を抱いたが、それよりもどうしても気になることがあった

『…赤司』

赤司「なんだい？」

『お前、可愛いもの好きなんだな』

赤司「…は？」