話す ページ5
虹村「っとまあ、こんな感じだな」
虹村から2人の出会いの話を聞いた鷹海には、微かに頭に痛みを感じていた
全く覚えていない、というわけではないようだ
『ありがとうございます
やっぱり、話を聞けば少しずつ思い出せるかも』
鷹海がニコリと笑うとその場にいる人々は安堵の息をついた
これで全く思い出せそうもないと言われてしまったら
どうしたらいいのかまた話し合うところから始まっていた
虹村の話を聞いた鷹海の反応からして
中学の消えてしまっている3年間を補填して行けば、パズルのピースのように綺麗にあてはまり
失ってしまった記憶を戻せるかもしれないと緑間は感じていた
緑間「…ならば俺達も話すのだよ
だが、赤司と鷹海の関わりによって俺達はお前に関わっている
2人の出会いも教えて欲しいのだよ」
赤司「…あまり、言いたくないんだけどね」
赤司と鷹海の出会いを赤司が語りたがらない理由
それは鷹海との思い出を大切にしたいから、などという理由ではない
赤司にとって、少し恥ずかしい記憶でもあるのだ
しかし、緑間の言う通り赤司の影響で鷹海と関わることになった人もいる
鷹海がどこまでおぼえているのかわからないことに加え
興味津々といった様子の黄瀬たちを見てしまえば、赤司には苦笑いを浮かべながら語るほかなかった
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作者名:Berose | 作成日時:2018年10月28日 0時