おは朝 case.Midorima ページ23
ある日の平日
いつもの様に学校へ向かう鷹海は1人で通学路を歩いていた
学校が見えてくる頃、後ろから大きな音がした
驚いて振り返ると、そこには倒れている緑間がいた
ぽかんとする鷹海をよそに、緑間はすぐに起きあがり、眉間に皺を寄せながらメガネのブリッジを押し上げた
その緑間の足元には先程までなかったはずの大きな石
こんな大きな石に躓いたのかと鷹海は同情の目を向けた
反対に緑間は鷹海を見て大きく目を見開き
今日1日自分と行動することを鷹海に命じた
『…は?』
緑間「今日のおは朝、俺の順位は10位だった
ラッキーアイテムは"黒髪青眼の美少年♡"なのだよ」
『は???』
ラッキーアイテムの内容はアナウンサーと全く同じトーンで話す緑間を見て
本気で訳が分からない、と言う顔をした鷹海に、とにかくそういうことだと言った緑間はそのまま歩いていった
目的の学校は同じなため緑間の後ろを歩くと赤司がちょうど学校に入るところだった
鷹海は赤司に気づき駆け寄って挨拶をすると
鷹海が緑間からはなれることになり、再び緑間に災難が降りかかった
水が入ったバケツを持ったおばさんが躓き、頭から水をかぶったのだ
緑間「…」
赤司「…緑間、ラッキーアイテムはどうした」
緑間はすっと鷹海を指さし、黒髪青眼の美少年♡だと伝えた
赤司はドン引きしている鷹海に苦笑いを浮かべ、自分からも頼むから今日は緑間と一緒にいて欲しいと頼んだ
『はぁ…?なんなんだよ、一体』
別に嫌な訳では無い
緑間は自分に害はないし、今日1日ぐらいなら構わないが、理由なく一緒にいろというのは鷹海には受け入れ難いことだった
赤司「おは朝の緑間の運勢は大いに関係するんだ、
ラッキーアイテムがあれば問題ないが、ラッキーアイテムがないと…」
『ないと?』
赤司「最悪、死人が出る」
『はぁっ!?』
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作者名:Berose | 作成日時:2018年10月28日 0時