【黒バス】赤司の相棒はバスケ選手ではない 4th～中学編～【男主】 (ページ3)

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2度目の遭遇ページ3

虹村と鷹海が頻繁に関わるようになった原因となる事が起きたのは、1年の夏

部活の先輩に用があった鷹海が教室を覗いた時だった

『…い、ない…か？』

鷹海には誰かに声をかけて探してもらう勇気はなかった

キョロキョロと教室を覗き込んで目当ての人物が居ないことを悟った鷹海は

くるっと体の向きを変えて教室に戻ろうとした

すると目の前にいたのは

虹村「どうした？誰か探してんのか？」

少し眉間に皺を寄せた虹村だった

たまたま少し眠たくて眉間に皺が寄っていただけだったのだが

そんなことを知っている訳もなく、その表情に驚いた鷹海はなんでもないとは言えず

少し目線を下げながら口を開いた

『あ…その、部活の先輩を探してて』

虹村「部活？…水泳だったよな？」

『はい』

虹村「水泳ね…ぁ、あいつか、ちょっと待ってろよ」

虹村が呼びに行き、連れてきた人物は鷹海が探していた人物だった

先輩「お、鷹海じゃん、どうした？」

『今日の部活なんですけど、日直なので少し遅れます』

先輩「おっけ、わざわざ報告しにきてくれるなんて偉いなお前はー！！」

『わっ、絡まるじゃないですか！！』

スキンシップが他の人より激しい先輩は鷹海の髪をぐしゃぐしゃにし、けらけらと笑った

まあどうせ水に入って絡まるか、と諦めて小さく笑った鷹海を見た虹村は

鷹海の先輩にあたる男を小突いた

先輩「なんだよ虹村ー」

虹村「お前こんないい後輩羨ましすぎるわ、寄越せ」

先輩「やるかってのー」

虹村「バスケ部の1年ときたら…みんな生意気でよォ……」

『…お疲れ様です…？』

虹村「…やっぱこいつよこせ」

先輩「やらねぇって！！」