【黒バス】赤司の相棒はバスケ選手ではない 4th～中学編～【男主】 (ページ18)

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情報ページ18

桃井が頭の中で疑問符を飛ばしていると

鷹海はするっと桃井の手からノートとペンを奪ってサラサラと書き始めた

桃井は鷹海の手の動きや視線の動きを見て驚いていた

チラッと見ては沢山のことを書き記している

桃井「すごい……」

『…赤司ー』

赤司「？…なんだ、鷹海じゃないか

珍しいな、今日は練習ないんだったろう？

わざわざ体育館まで来るなんて何かあったのか？」

『お前、左中指突き指してんだろ』

桃井「えっ？」

赤司「…！」

驚いて目を見開いている赤司を他所に

鷹海は桃井にアイシングの用意の指示をして赤司には練習から抜けるように言った

桃井は慌ててアイシングを取りに向かい

赤司は大人しく鷹海の指示に従った

桃井「はい、持ってきたよ」

『さんきゅ、お前は続けてて』

桃井「わ、わかった」

赤司「？なんのことだ」

『いーから、お前は大人しくアイシング』

赤司「…あぁ」

赤司がアイシングをしている横で鷹海は桃井の指導を始めた

赤司がそれに気づかない訳もなく、鷹海の意外な才能に目を瞬かせていたが

それに触れられたくないという鷹海の気持ちを汲み取って特に触れることもなかった

『…ま、こんなもんだろ』

桃井「すごい…！ありがとう！すごくわかりやすかった！」

『おう、じゃ、俺は帰るから赤司のテーピング頼むわ』

桃井「え！もうすぐ終わるし鷹海くんも居なよ！」

赤司「あぁ、用がないなら急いで帰ることも無い

折角だし今日も一緒に帰ろう」

『………ん』

鷹海は赤司の指をテーピングする桃井を横に、バスケ部の活動を見ることになった

あれはどう思う、これはどう思う、と横から赤司に聞かれたのが不思議でならなかったが

自分が普段は確実に触れないチームという感覚を間接的に得られた気がして悪い気はしなかった