路地裏歩いただけなんですけど【マフィアパロ】

まじですか ページ22

お腹すいたし

パスタとかにするか



料理って誰が作ってんの？




さっき自分が陣取りした席に行くと


｢ホントにいた｣


凪｢そりゃいるでしょ｣

凪｢動くのめんどくさいんだもん｣


｢いても暇なだけですよ｣


そう言って席に座る

二人用の席で向かい合っている状態


｢そんなに見られると食べずらいよ｣

凪｢あ、ごめ｣


凪｢俺もお腹すいた〜｣


｢取ってきたら？座って待っとくから｣

凪｢わざわざ動くのめんどくさい｣

それくらい行けよ


｢じゃあこれ食べる？｣

くるくるパスタを巻いたフォークの持ち手を彼に向ける

凪｢持つのめんどくさい｣

なるほどね、口に運べってことね

私はお世話係じゃないのに、、

｢ん、、｣


凪の口元にパスタを運ぶ


凪｢んまー、、｣


凪｢もう一口ちょうだーい｣



はぁー

仕方ない


もう1回パスタを巻いて口元まで持っていこうとすると

誰かに腕を止められた


この白さを保っている綺麗な手は


千｢それ、俺もしてもらったことないんだけど｣


｢恋人じゃないんだからそりゃしないでしょ、、、ﾎﾞｿｯ｣

千｢うるさい｣


少し顔を赤くして照れている様子は前と1ミリも変わっていなかった


凪｢なにー？嫉妬？｣


千｢なんか悪いかよ｣


なんでこんなことで喧嘩しようとしてんの？

仕方ないので喧嘩を鎮めるため

パスタを巻いたフォークを豹馬に差し込んだ


ングッ


どちらも困惑しているけれど


｢これで喧嘩しなくて良くない？｣

｢あれ、そうじゃなかった？｣


豹馬は顔を赤くして走り去ってしまった



凪｢気まぐれお嬢｣


｢凪も対して変わらないよ｣

凪｢・・・｣



拗ねてしまった



ーアナウンスー

AさんAさん

本部室までお越しください



｢凪、私呼ばれたから行ってくる｣


凪｢また話してくれる？｣


｢もちろん｣

凪｢ならいーや｣












大きい割には子供みたいだな










ー本部室ー














｢呼びました？｣


絵｢呼びました｣

絵｢早速なんだけどさ｣



絵｢ここのホテルでさ薬の取引があんのね｣

絵｢よくそのホテルでやり取りあるっぽいから｣


絵｢勢力上がる前にホテルごと潰してきて欲しいんだ｣


なんかめっちゃマフィンっぽい


絵｢今日のホテルの屋上でやり取りがあるっぽい｣

絵｢屋上の一個下の階。17階はキャバクラ的なパーティーあるらしいから｣

絵｢まぁ色々気をつけてね｣


絵｢もちろんひとりじゃないから｣








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