9話 ページ9
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更衣を済ませたAと爆豪は教室に戻り相澤に言われた通りカリキュラムやその他の書類に目を通していた。廊下で爆豪は芦戸を待たないAに良いのかと尋ねたが、女子同士で話すだろうからと言われ納得した。女子は群れる生き物であると爆豪は認識している。
「お。オールマイト。」
ペラペラと流し読みをしていたAがふと呟いた言葉に爆豪は身を乗り出す。ナードの幼馴染程ではないが爆豪がヒーローを目指したきっかけで憧れの人物だ。Aは笑みを零しながら爆豪にページを向け た。ちなみにAは葉隠の席を借りている。帰ってきたら退くつもりだ。
「ほらここ、ヒーロー基礎学の担当講師に名前載ってる。」
「！」
「怖ェ〜お前鏡見てみろよ。人殺しそうだ。」
「殺さねェわ！テメェの目は節穴か！」
ギラつく爆豪の目にAが引く。下がってんじゃねェよと爆豪が怒鳴るがAはマイペースにも唾飛ばすなと払う仕草をした。
英語はプレゼントマイク、セメントスは現代文と固定で担当が決まっている授業が並ぶ中ヒーロー基礎学だけは異様だった。なぜなら教師の数が1人や2人ではないからだ。様々なプロから学ぶことができるという恵まれた環境に改めてAは雄英に入学したのだと実感した。
流れで2人で1冊の冊子を見ていたAと爆豪に1つの影が落ちてくる。誰だとAが顔を上げるとそこには紅白頭の所謂イケメンが居た。どっちに用事かとAが尋ねる前に紅白頭の轟がAを見下ろしながら高圧的に口を開く。
「名字だな、お前の個性は火であってるか。」
目的はAのようだ。Aは少しの沈黙のあと肯定してみせた。轟はその答えに推測が当たって満足そう＿＿にはせずに、表情を変えずに少し拳を握り締める。なんだコイツ。てか誰だよ。爆豪は我関せずと次のページを捲った。
「お前に恨みはねぇがその個性を持ってんなら話は別だ。俺はお前に＿＿」
「ストップ。まず名乗れよ半分頭。」
「ブッ」
つらつらと語りだした紅白饅頭をさらっと罵ったAに爆豪が噴いた。爆豪はA限定で笑いのツボが浅い。半分頭とは言い得て妙だ。
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緑猫(プロフ) - 東雲さん» 大変遅くなりました…！コメントありがとうございます！そろそろ続編解禁ですね。不定期更新ですが気長にお待ちいただけると幸いです (2020年5月10日 20時) (
レス) id: 3889cacc49 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - お話の方とても面白かったです！続編の方楽しみに待ってます。 (2020年4月28日 17時) (レス) id: 69e2a17ecb (このIDを非表示/違反報告)
緑猫(プロフ) - カナデさん» ご指摘＆コメントありがとうございます！申し訳ございません、修正させていただきました。飄々とした子を目標としているのでそう捉えられていてニヤニヤしております。不定期更新ですので気長にお待ちいただけると幸いです (2020年3月14日 21時) (レス) id: 3889cacc49 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - 23話が２つあって、24話が抜けてますよー笑。夢主くんかっこいいですね！いつも応援してます。更新頑張ってください！ (2020年3月14日 16時) (レス) id: d6342d80f2 (このIDを非表示/違反報告)
緑猫(プロフ) - 黒武さん» ご指摘＆コメントありがとうございます！あまりのいい加減さに自分でも吃驚しています…修正させていただきました。お気に入り登録とても嬉しいです！！続編は50話まで解放した後下書きを外しますのでお待ちください！ (2020年3月5日 5時) (レス) id: 3889cacc49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑猫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?
作成日時：2020年1月10日 16時
