短編小説（BIGBANG）2 (ページ9)

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素直に…①-daesung ページ9

メンバーやスタッフとの飲み会から
夜遅くに帰宅。

『A…どうしたの？』

「なんでもない…」

いつもは、飲み会の事を話すと
ニコニコしながら、聞いてくれるけど
今日は、機嫌が悪いAヌナ。

帰りが遅かったから…ではないでしょ？

AヌナがインスタやTwitterを
してるのは知ってるし、フォローしてる。

さっきから、
ボク以外のメンバーやスタッフの
インスタやTwitterにボクたちの画像が
あがって騒がしい。

それをみて不機嫌なんでしょ？

酔っ払ってるとは言え、
お店にいた女の人と
仲良さげに写真を撮った。
1人だけじゃなく、何人も。

何枚もそういう画像が上がるたび
Aヌナが不機嫌になっていく。

ヤキモチ妬いてる？

そんなこと、不機嫌なAヌナに
聞いても素直に言うはずがないのは
わかってる。

わかってるけど…

『なんか、隠してる！なに？』

酔っ払うと、しつこさが増すんだよねボクwww

『言いなさい！A、どうしたの』

「なんでもないって言ってるでしょ。
明日、早いから先に寝るね。おやすみ」

リビングに1人ボクを残して寝室に入っていた。

ボクも寝ようかな。

寝室のドアがゆっくり開けると
いつもボクが寝る場所に背を向けて
寝てるAヌナ

『A……？寝た…よね…』

布団に入って
『A、おやすみ』って頭を撫でたら

「写真…撮りすぎ…」

やっぱり…w

『…！A、起きてたの？』

「キレイな人ばかり…」

『写真…？キレイな人…？』
とぼけて聞き返す

素直になりきれないAヌナが
可愛いって思うボクは
そうとうAヌナにハマってる

『A？ちゃんと教えて』
ボクの写真を見て不機嫌になったんでしょ？
ヤキモチ妬いたんでしょ？

布団の中でAヌナと手を繋ぐ

『A？』

何も言わずに黙ってるAヌナの手を
握りしめる