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次の日の朝。
「よし…！」
気合いが入る。
女子からのプレゼント。初めてのプレゼント。
俺はいつもよりも軽い足取りで講堂に向かった。
朝の講堂は俺と�睫攬奮阿い襪海箸呂覆い里忘Ｆ�は少し騒がしかった。
「何だ…？」
女の声と二人ぐらいの男の声だ。
女の方に聞き覚えがあった。
「�睫據帖�」
講堂に入ると�睫擇�アメリカ人っぽい男二人に囲まれていた。
「おい、ベガさんよぉ。俺らさぁ、ここ最近の訓練で超疲れてるんだよねぇ…アンタの身体で癒してくんないかなぁ？」
「や、やめて！ここ、恋愛禁止なのわかってるでしょ！？」
「別に恋愛とか関係なくていいぜ？」
「そうそう。アンタも嫌じゃねえだろ？なぁ頼むよ」
「嫌よ！何言ってるの？」
こいつらクソかよ…！
内容が内容で、俺は沸き上がる怒りが抑えられず。
喧嘩などしたことはないが気づけばそこに向かっていた。
「おい」
俺は男の肩を掴み、振り向かせた。
俺よりはでかいがどうせコイツもアメリカの嫌われ者っつーことだろ。
「はぁ？」
「あ、アレ……オリオンさん！」
「アンタらさ。こんなことやってていいわけ？こんなとこで女捕まえてつまんねえことしていいわけ？あ、そうか。彼女できねえからそういうことしちまうんだよなぁ」
「お、お前、何言って……！」
自分でもその饒舌に驚いていた。人のためにここまでしたことは初めてだ。
ちょっとやべえと思っても口が止まらない。
「つか、アンタらの国で女口説けないから日本の女に目ぇつけたか。悪いけど、コイツはアンタらには似合わねえよ」
「お前、言わせておけばっ……！」
拳が飛んできた。後ろから羽交い締めされそうになった。
俺は瞬時に左に避けて目に入った鉄の棒を掴んだ。
そして、少しカッコつけたこのセリフを吐く。
「アンタら、刺すよ？」
ちょっとカッコつけすぎかとも思ったが、今はそれどころじゃない。
「お、おい。こいつめっちゃ強いやつじゃね？」
「あのとき十連勝してたやつか……や、やべぇぞ」
男たちは悔しそうに逃げていった。
なんだ。かかってこなかったな。
いい気分だ。
「あ、あの……アレン君。ありがとう」
やはり外国人の男に絡まれるのは怖かったのか、目には薄く涙が溜まっている。
「何だよ、泣いてんのか？」
「泣いてないよ！でも、本当にありがとう」
「別にいいよ。俺、剣術あいつらより、できるし」
女を助けたなんて、俺の歴史の中で一番の輝かしい歴史だ。
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