英雄、イレイザーヘッド。 ページ42
戦っていて気がついたが、俺たちが容易に倒せるこいつらは雑魚だった。
相澤先生はそれがわかると俺に雑魚敵を任せ、リーダーに向かっていった。
「イレイザー1人で大丈夫か」
「そっちが済んだら加わってくれ」
「わかった。なるべく早く行く」
「あぁ」
相澤先生へと他の敵が集中攻撃に入る。
それを俺は、阻止しながら特殊ロープで捕獲していく。
ある程度の数が片付いたが、相澤先生はリーダーに難儀しているようだった。
「もう少しで片付く！頑張れイレイザー！」
返事はない。集中しているのだろう。
余裕ができたので相澤先生の方を注意して見ていると敵のリーダーは何か数字を言っている。
「動き回るので分かりづらいけど、髪が降りる瞬間がある」
何のことだ…？
「1アクション終える毎だ。そしてその感覚は段々短くなっている」
相澤先生の肘を受け止めたリーダー。
つまり、相澤先生の個性にもやはり弱点があって、それをそいつは見破ったのか？
「無理をするなよイレイザーヘッド」
ここからじゃ何が起きているかよく見えないけど、相澤先生はリーダーを急に殴って距離をとった。
「その個性じゃ…集団との長期決戦は向いてなくないか？普段の仕事と勝手が違うんじゃないか？君が得意なのはあくまで『奇襲からの短期決戦』じゃないか？それでも真正面から飛び込んできたのは生徒に安心を与えるためか？」
敵のリーダーの言葉に、俺の心臓は、ドクン、と音を立てた。
冷や汗が流れ落ちた。
教師としてのイレイザーヘッド。
ヒーローとしてのイレイザーヘッド。
俺は、何のために戦ったのだろうか。
途端に恥ずかしくなる。
「かっこいいなあかっこいいなあ…ところでヒーロー……本命は俺じゃない」
リーダーがそう言った瞬間に、相澤先生は吹き飛ばされた。
「イレイザー！！」
「対 平和の象徴 改人 脳無」
悍ましい容姿。
足が、動かなかった。
間髪無く殴られ続ける相澤先生。
すでにボロボロにされ、血だらけで。
助けなきゃって思うのに、怖くてしょうがない。
突然リーダーが、言った。
「帰ろっか」
何かに失敗したらしい。
そして、とんでもない速さで、水の中にいる、蛙吹さんの元へ…
「危ない！！」
何も起きなかった。
「ほんっと、かっこいいぜ」
そいつが向く先には
「イレイザーヘッド」
どんなに自分が傷ついても、誰かを守る。
そんなヒーローにみんな憧れた。
「何でそんなに、かっこいいんだよ」
俺の足は、軽くなった。
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JACK(プロフ) - 木綿豆腐の人さん» コメントしてみました間違ってたらすみませんw (2017年8月13日 12時) (
レス) id: 8f79e7693a (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 木綿豆腐の人さん» 普通に入るだけで良いのですね！検索かけてみます！ (2017年8月13日 12時) (レス) id: 8f79e7693a (このIDを非表示/違反報告)
木綿豆腐の人(プロフ) - ああ、すいません！でしたら、どうしましょう…葉っぱ天国ってご存知ですか？そこに、「仲良し」というジャンルの項目があるんですよ。そこをクリックして、「jack様と豆腐の部屋」という名前でスレを建てておきますね。そこでお話しましょう！ (2017年8月13日 12時) (レス) id: 9b2e5e9898 (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 木綿豆腐の人さん» Twitterやっていないのですが…検索するだけでなんとかなりますでしょうか…？ごめんなさいSNS系はやっていなくて… (2017年8月13日 11時) (レス) id: 8f79e7693a (このIDを非表示/違反報告)
木綿豆腐の人(プロフ) - すいません。私何ぞが烏滸がましいですが、描かせて頂けますでしょうか。描かせて頂けるとのことでしたら、TwitterのＤＭでご相談を。木綿豆腐の人と入力すると、検索に引っ掛かると思われます。よろしくお願い致します！ (2017年8月13日 11時) (レス) id: 9b2e5e9898 (このIDを非表示/違反報告)
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