禁煙実践コース。(ミッドナイトside) ページ20
「はい、これ」
「何これ」
「禁煙ガムだって」
「ほう」
次の日、あたしは影一郎に、禁煙ガムを買ってきてあげた。
タバコよりはずっといい。
「俺に？」
「そうよ」
「これ噛んで禁煙しろって？」
「もちろん」
影一郎はありがとう、と受け取ると早速口に入れてガムを噛み始めた。
「うん、ミントだな」
「よかったわね」
何に悩んでんのって言葉をいつ出せばいいかわからなくて、短い言葉の羅列が続く。
影一郎からふわりとミントの匂いがした。
「まぁ、気休めにはなるかな。あ、俺明日から授業あるんだよ、A組の古典。ちょっと手伝ってくんね？」
ミッドナイト先生、シルエター先生、なんて呼び合ってはいるけど、もうすでにあたしたちが同級生だったということは校長によってバラされたため、あぁもうタメ口でもいっか、ということになってこんな感じ。
「教科書薄いよな雄英、の割に偏差値は高いし。ヒーロー科のやつらも頭いいってことだよな」
「そりゃそうよ。ヒーロー科だって筆記試験あるしね、偏差値は70超えてるもの」
「ひえぇ、つら！」
相変わらずのチャラさ。
影一郎は古典の教科書を開いて、ノートに日本語訳を書いている。
「ふむ、1年生の古文は簡単だな。これならいけるわ」
「ちょっと、くちゃくちゃ鳴らさないで。おっさんみたいじゃない！」
「残念でしたー！おっさんですぅー！」
その場に居合わせたセメントスは、あたしたちの会話に苦笑した。
「お二人は、仲がいいのですね、さすが同級生って感じです」
「セメントス先生。いやぁ、その…お見苦しいところをお見せして申し訳ないです…」
「いえいえ。とても微笑ましいですよ」
セメントスにそう言われて、あたしたちは耳まで真っ赤になった。
.
「あー…肩凝ったぁ…」
慣れない仕事を連日続けて、影一郎はお疲れのようだ。
「シルエターさん！肩お揉みしましょうかっ！？」
「え！？いやいやいや…！！マイク先生、申し訳ないっす！いいっす！！」
「お堅いなぁ…どうっすか？この後、コレでも」
マイクは親指と人差し指でクイっと、"飲みに行きませんか"のジェスチャーをした。
「お？いいっすねぇ！是非！」
「そうと決まれば…イレイザー！おめぇもどうよ！？」
「…俺ぁそういうのはやらねぇのわかってるだろマイク…シルエターさんもマイクの誘い断れるようになっといた方いいですよ、あんたも大人でしょう」
相澤君に指摘され、影一郎は顔を青くして力なく頷いた。
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JACK(プロフ) - 木綿豆腐の人さん» コメントしてみました間違ってたらすみませんw (2017年8月13日 12時) (
レス) id: 8f79e7693a (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 木綿豆腐の人さん» 普通に入るだけで良いのですね！検索かけてみます！ (2017年8月13日 12時) (レス) id: 8f79e7693a (このIDを非表示/違反報告)
木綿豆腐の人(プロフ) - ああ、すいません！でしたら、どうしましょう…葉っぱ天国ってご存知ですか？そこに、「仲良し」というジャンルの項目があるんですよ。そこをクリックして、「jack様と豆腐の部屋」という名前でスレを建てておきますね。そこでお話しましょう！ (2017年8月13日 12時) (レス) id: 9b2e5e9898 (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 木綿豆腐の人さん» Twitterやっていないのですが…検索するだけでなんとかなりますでしょうか…？ごめんなさいSNS系はやっていなくて… (2017年8月13日 11時) (レス) id: 8f79e7693a (このIDを非表示/違反報告)
木綿豆腐の人(プロフ) - すいません。私何ぞが烏滸がましいですが、描かせて頂けますでしょうか。描かせて頂けるとのことでしたら、TwitterのＤＭでご相談を。木綿豆腐の人と入力すると、検索に引っ掛かると思われます。よろしくお願い致します！ (2017年8月13日 11時) (レス) id: 9b2e5e9898 (このIDを非表示/違反報告)
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