心操君の存在が知られた！ ページ23
やっと人がはけて、A組のドアの前が解放された。
「……優、今のって、普通科の生徒だよね？」
「ああ、うん。心操君って言うの。同じクラスだよ」
「そっかぁ…中々大胆不敵な人だな…でもかっこいい！」
麗音が言う。
元々ホ◯っ気がある麗音が心操君に目をつけないか心配だ。
「普通科で狙ってるってことは単純に入試の時は失敗しちゃったか、あの入試には向いてない個性だったかどっちかだな……にしてもいい声してる」
「だよね！？」
「おう！歌わせたい声だな！」
「私もそう思う！！」
麗音と私でハイタッチ。
やっぱり心操君は、男の子からしてもいい声なんだね！麗音が言うなら間違いないね！
「麗音も美音も体育祭頑張ってね」
「もちろん！頑張っちゃうから！」
「ちょっと僕は！？」
「映も蓮も！！」
A組の教室で大きな声で笑ってしまってはっとする。とても恥ずかしい。
じろじろと見られて私の顔は真っ赤になる。
「麗音君、美音さん、この人たちはお友達…？」
緑色の髪をした男の子が私と映のことを聞く。
「あぁ、緑谷。同中だった奴らだよ。いわゆるいつメンだな」
「これが愛原優で、こっちが笹井映。普通科の子たちだから会う機会は無いかもしれないけどね」
麗音と美音が口々に私たちのことを紹介してくれた。
「今紹介されました、笹井映です。僕も心操君と同じで体育祭頑張っちゃうつもりなんでよろしくお願いしまっす！」
映の自己紹介にA組のみんなはタジタジ。
「えっと、愛原優です。よろしくお願いします」
そんな映の後にやるなんてちょっと恥ずかしい。
「優ちゃんていうん？私は麗日お茶子！よろしく！」
「あ、はい！よろしく…！」
うぅ、こんなつもりじゃなかったのにヒーロー科の人たちと喋ってしまった…！
「じゃ、じゃあ私と映は、もう戻るね！？」
かなりテンパってしまって映の腕を引っぱって、A組の教室から急いで出た。
「優ってば、本当コミュ障だよねー！」
映がお腹を抱えながら笑う。
「それは…否定しないです…」
「それよりさぁ…ちゃんと心操君にも頑張ってって言って来た？」
「へ？」
何で？映が？そんなことを？
「気づいてないと思った？バレバレだよっ！」
「な、何が？」
「此の期に及んでシラを切るつもりかい？今まで僕が応援して来てあげたのに…」
「だから…何が…」
「そんなに僕の口から言わせたいんだね…じゃあ言おう……優は、心操君のことが好きだね？」
「………は！？」
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JACK(プロフ) - 木乃狐さん» コメントありがとうございます…人気作者様にこのようにコメントしていただいて嬉しいです…！ブランクが若干不安ではありますが少しずつ更新を頑張りたいですのでこれからもよろしくお願い致します！ (2018年3月3日 16時) (
レス) id: e30356960f (このIDを非表示/違反報告)
木乃狐(プロフ) - 復帰おめでとうございます！！ 陰ながら応援させていただきます……！！ 待ってます！！ (2018年3月3日 8時) (レス) id: 80a40f84b1 (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - TATさん» ありがとうございますwでは心置きなくやらせていただきますw (2017年7月28日 23時) (レス) id: ecb4bac7c0 (このIDを非表示/違反報告)
TAT(プロフ) - JACKさん» どうぞww (2017年7月28日 23時) (レス) id: e53c7d6268 (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - TATさん» すみませんそれ夢主にやらせるつもりでしたマジで負けた後にやらせようかとwwwマジです！wやらせていいですか？ww (2017年7月28日 13時) (レス) id: ecb4bac7c0 (このIDを非表示/違反報告)
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