ひきこもり RM ページ40
．
最近Aが部屋から出てこない。
みんなで夕飯を食べても、
そそくさと切り上げて部屋に戻ってしまう。
何かあったのかもしれない。
ｺﾝｺﾝ
RM「A、開けてもいい？」
「ナムジュニオッパですか？どうぞ〜」
RM「お邪魔しまーす」
黒で統一された部屋。
カーテンもソファもパソコンも
ベッドシーツでさえ全部黒。
Aらしいというか。
RM「最近引きこもり気味だけど、
何か嫌なことでもあった？」
パソコンをいじるAの背中に聞いた。
「いえ、なにもないですよ〜」
声の感じからして、いつも通りのAだ。
じゃあなんで…？
RM「もしかして仕事？」
「ジミニだけには言ったんですけど
歌を作ることになりました！」
嬉しそうに振り返ったA。
RM「そういうことね…
…ほんと悩みでもあるのかと思った」
「心配させてごめんなさい」
RM「いや、いいんだ
俺の気のせいだってわかったから。
その曲って誰かに提供するの？」
「それがですね、
デュエットでメンバー全員と歌うんですよ」
デュエットで、メンバー全員と？
それならAは…
RM「7曲も書くのか！？」
「はい！締め切りは一ヶ月後！」
RM「そりゃ部屋にこもるわけだ…」
「PDも意地悪ですよね〜
もうちょっと早く言ってくれれば…」
RM「何か手伝えること、あるか？」
そう言うと
Aは深く考える素振りをみせた。
「強いて言うなら…
オッパは好きな人に気持ちを伝えるとき
好きな人と別れなきゃいけないとき
どんな言葉を伝えますか？」
RM「…難しいね」
「ですよね、私が想像しても限界があるので
本人に聞いた方が早いかと思ったんですけど」
RM「愛してる、かな」
「へ？」
RM「俺は気持ちを伝えるとき
別れなきゃいけないときでも
愛してるって伝えるかな、たぶん」
大きい目をより一層大きくして
こっちを見るA。
RM「なに、？」
Aにジッと見つめられて
顔に熱が集中するのがわかった。
「わかりました、ありがとうございます！
なんか見えた気がします！」
すぐに俺に背を向けて
パソコンに何かを打ち込み出すA。
RM「俺は邪魔しないようにもう行くから
無理しない程度に頑張ってね」
Aの背中に投げた言葉には
返事はこなかったけど、
返事のかわりにVサインが見えた。
．
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みちゅ - いつも楽しく読ませてもらっています！テテオチ希望したいです！ (2020年3月11日 2時) (
レス) id: 7aaae84c5a (このIDを非表示/違反報告)
むも(プロフ) - はるかさん» コメントありがとうございます！グクオチ承知しました〜！ (2020年2月19日 13時) (レス) id: c2486a481e (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - グク落ち希望です〜！！いつも楽しく読ませていただいてます！ (2020年2月17日 15時) (レス) id: 950fb1bde6 (このIDを非表示/違反報告)
むも(プロフ) - moemoe_1026さん» いつも読んでいただいてありがとうございます！テテさん、承知いたしました！(^^)テテさん今最有力候補なので…、ドキドキ待っててください(^^) (2020年2月16日 17時) (レス) id: c2486a481e (このIDを非表示/違反報告)
むも(プロフ) - babe305901さん» コメントありがとうございます！テテさん、グク、ユンギさん！承知いたしました！ドキドキワクワク楽しみにしててください！(^^) (2020年2月16日 17時) (レス) id: c2486a481e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むも | 作成日時：2020年1月20日 22時
