二日目 ページ2
俺はそのままクローゼットの中で眠ってしまった
隙間から覗くと二人は同じベットで寝ていたらしい。男が彼女にキスをせがむ
彼女は顔を真っ赤にしながらそれに答えた
その光景を見て俺はまた心が傷んだ。彼女の唇もその真っ赤にした顔も俺だけのモノのはずなのに
取り敢えず証拠を取ろうとスマホを二人に向ける。カシャリと音がしたところで俺は焦った
無音にするのを忘れていた
別に俺が悪いことをした訳でもないのに冷や汗が止まらなくなる
彼女を見ると彼女もこの音に気づいたようだ
泣き出してしまった。俺にバレたことに気づいたんだろうか
そんな彼女を男はそっと抱きしめた
辞めろ、彼女は俺のモノだ
お前のような汚らわしい存在が触れていい人ではない
彼女もふるふると体を震わせながら男を抱きしめた
一瞬だけ男の目がこちらを向いた気がした
こちらに気づいているくせに被害者ぶって俺を睨むそいつは相当頭がおかしいようだ
もしかしたら彼女は洗脳されているだけかもしれない
なら、俺はここでぐっと耐えるしかない
彼女がもう一度俺の方を向いてくれるまで、俺は待ち続けたい
取り敢えず、一週間だ
そこは変えないようにしよう
全てが終わったら君を救いたい
40人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ココ丸(プロフ) - なんだかとっても美しくて滑稽な3人の人生を眺めていた気持ちですね、壮絶だ、でもぉ!!!!杏ちゃんもさねみんも!私好きですからぁ!この作品を作られた尊様に感謝!一妻多夫制とかダメでっか? (2022年8月17日 21時) (レス) @page11 id: 47c8403c45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ゆるしてあげるからきにしないでさねみ私はさねみがまもつてくれただけでもうれしい///これからもずーとさねみのそばにいたい (2021年9月29日 18時) (レス) @page10 id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:尊 | 作成日時:2021年9月24日 3時