#9. ページ9
「どんな髪型します？」
『あー、ぇ〜…どないしよ…』
「髪色は今の赤色がええと思うから、…ん〜希望あります？」
『あんま分からへんくて…。同居人から伸びきった髪どうにかしてって、』
「なるほど…。じゃあおまかせで1回やって見ます？かっこよくしますよ」
ニッと笑顔を見せる美容師さん。
俺は思わず首を縦に振った
シャンプーしに行き、また戻ってきてカットして。
乾かして本格的にカットして…またシャンプーして。
2回くらい繰り返されたこの行為、その間会話が弾み時間経過なんて気にしていなかった。
終了したのは2時間半後。髪色はそのまま赤色で後ろがスッキリした。
「どないです？後ろこんな感じで」
『すげ、すげー！俺バチバチにかっこええ…』
「ははは！髪型1つで印象も変わりますしねぇ。うん、ほんまにかっこええ」
『すご、ありがとうございます、！』
前髪は右分けで短くなっており、後ろもさっきまでとは違う…短髪になっており、顔がスッキリして見える。
お金を支払い、俺はマンションへと戻った…が、俺はここで気づいてしまった。
中に入れへん、と。
ボタンを押せば誰かが中で開けてくれる、だが中には誰もいない。
どないしたらええねん！！と頭を抱え、エントランスでしゃがみこむ
どうしよお、と悩みながら壁にもたれ掛かり誰か来るのをじっと待った。
このマンション内の人が入ったと同時に、俺も入れば…と考え人を待ったが、このマンション人の出入りか少ない。
落胆しながらどれくらい時間が経ったか。
頭上から声がした。
「ど、どうしたんすか、」
黒髪でメガネの…。
背のでかい優しそうな人
『家、家は入れへんくて、どないしよって、』
「ああ…、この番号打ったらこの扉開きますよ」
『うわほんまや！！かっこええ！』
「かっこええんかは分からんけど、解決したようで何より」
そう言ってその人について行くように中へ入った。
一緒のエレベーターに乗り、一緒の階で降りて、…一緒の部屋の前へ。
2人で顔を見合わせて部屋番号を確認する。
角やし…階も合ってる。この人はなんや？
「…この家に用あったんすか？」
『ゃ、そっちこそこの家に…？』
「俺は友達の家やから来ただけで、」
『…』
「ほんまやって！そっちは？どちらさん？」
『…住まわして貰ってる者っすけど、』
玄関前でそんなやり取りを。
扉を開けて中に入るとその人も着いてきた。
ほんまに友人か？少し警戒しとかなアカンな。
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chara＊doll＿サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます！これからも応援してます！またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…！✨🍀 (2021年11月12日 16時) (
レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜！！！今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 x他1人 | 作成日時：2021年10月13日 18時
