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十分な買い物ができたと思う。
これもレシピ本のおかげ、スーパーの割に値は張ったがレシピが無いと料理が出来ない為仕方がない。
大先生の金やし
そんなことを思いながら大先生の家へと歩みを進める。
こうして外を歩いたのはほんまに久しぶり、ましてや両手に荷物なんか何年ぶりか。
ホームレス生活キツかったな〜、と思い出しながら両手のレジ袋を眺める。
これが俺らの栄養になると考えると幸せやなーなんて。
『もう戻りたないな…』
家の無い生活なんかもうゴメンだ。
ショッピの家に戻りたい気もあるが、俺のプライドが許さない。
ただいま、と家に着くと冷蔵庫へと食材を入れていく
そんな作業をしていると、冷蔵庫裏からカサカサと物音。
俺は嫌な予感がし、スリッパ片手に、もう片方の手には丸めた新聞。
横をちらっと見ると明らかに目が合った茶色の物体
デカい。
流石に少しびっくりした、このデカさ家の中におるんか。
『ゴキ…』
お互い数秒の静止の後、俺はスリッパと新聞を置き、紙コップを手にした。
潰すと被害が拡大しそうだった為。
ゆっくり近づき、捕獲すると壁に沿って窓際へ。
『出てけ！』
そういい窓の外へ紙コップの口を向ける。
なかなか落ちない為、振って落としてやった
ひと段落付き、俺はソファに座った
ドッと疲れが押し寄せてくる
晩飯を作るのはもう少し後でいいか。
そう思い横になりすぐに目をつぶる。
…。
『…』
目を覚ました頃には、太陽はてっぺんに昇っており、家の中に日が差し込んでいた。
体をのそのそと起こし立ち上がる
自分の飯と晩飯を作るか
大先生はどのくらい食べるっけ、と考えながら材料を切って鍋で炒めていく
ある程度炒めたら水を入れて味付け。
アルミホイルを乗せて蓋をして煮込む。
簡単〜、なんて思いながら自分の分を作り始める。
昼飯は適当に目玉焼きでも。
作り終えた頃、トイレの水が流れた。
そっちの方へ視線をやると、金髪が顔を出した
「起きたんや」
『は！？』
「ほら、スーパーの」
『なん、なんでお前がおんねん！！』
「大先生に用があってん」
『あいつまだ帰らへんけど、』
「あ、ほんま？じゃあ昼飯食ったら帰ろうかな」
なんて特徴的な笑い方をする金髪
さっきスーパーで会った奴…そいつに作った目玉焼きと米を出して早く帰ってもらうことにした。
大先生の友達はおかしな奴ばっか。
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chara＊doll＿サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます！これからも応援してます！またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…！✨🍀 (2021年11月12日 16時) (
レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜！！！今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 x他1人 | 作成日時：2021年10月13日 18時
