#4. ページ4
優しいベストの男の人。
その人の少し後ろを歩き、自宅まで案内してもらった
デカいマンション。インターホンで相手が確認したのか、オートロックが開き中へと入った。
そのままエレベーターに乗り込み、上へ上がっていく。
1番奥の角部屋、ピンポーンと鳴らすと扉がすぐに開いた
「エミさんどうしたんですか、珍しい」
「んや、俺じゃなくてこっちの人が用事あるって言うからさ」
「ん…」
『…こんにちは』
「…」
そう言うと、エミさんと呼ばれた人は「じゃあ俺帰るね！」とそそくさとその場から離れた。
俺は頭を下げて、ショッピという名の彼に向き直した。
『…昨日、傘借りた奴です。』
「あー！あのベンチの」
『自分の都合で八つ当たりして悪かったなって、』
「なるほど、立ち話もあれやし中どうぞ」
茶髪の男、俺は『お邪魔します』と中に入り靴を脱いだが上がるのを躊躇った。
「入らないんすか」
『…汚いし入ってええんかなって、』
「…あー。気になるなら風呂入ります？」
『え、』
「気付いてないかもしれへんけど、顔から血ぃも出てるし入った方がええと思う」
嘘やん、と顔を触ると確かに頬から血が出ていた。
申し訳ないなぁ、なんて思いながら風呂へ案内され「後で服を持ってくる」と。
なんていい人なんや、ほんまに八つ当たりしたこと後悔している。
頭や体を洗っていると脱衣所から「タオルと服ここ置いてるんで」と声が聞こえ、そのまま出ていった。
その後すぐに流して風呂から上がった。
頭も身体も拭き、服に腕を通す。超ピッタリや、身長同じか、自分が少し小さいのか。
恐る恐るリビングらしき所へ向かうと、椅子に座って頬杖を付いて俺を待っていた。
『ありがとうございます、』
「どういたしまして、昨日とは別人みたいや」
『昨日はイラついとって…』
「風邪とか大丈夫でした？」
『…ちょっと、ひき始めっぽいっすね』
「アカンやん」
はは、と笑う彼。
どうぞ、と椅子をさされたから俺も向かいに座った。
うわ、顔整っとるな。俺とは桁違いやわ。
『あ、そう。傘ボロボロにしてもうて…。取り返したけど、2箇所くらい折れとると思う、』
「大丈夫っすよ、あれも結構使ってたんで」
『そか。良かった、
それと昨日八つ当たりしてほんまにすみませんでした。』
「それも大丈夫っすよ、話のネタになるんで」
『ネタにされてるんすか』
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chara＊doll＿サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます！これからも応援してます！またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…！✨🍀 (2021年11月12日 16時) (
レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜！！！今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 x他1人 | 作成日時：2021年10月13日 18時
