#20. ページ20
俺はベッドから落ちた痛みで目が覚めた
ちょうどショッピがベッドに入っているところ。
『…落とす必要ないやん…』
「勝手に落ちたんやろ、てか布団あるのになんでそっちで寝えへんの」
『硬いし痛いし…』
「ソファがあるやん」
『首やってまいそう、』
俺はできる限りの言い訳をした。するとショッピも可哀想に思ったのかベッドを開けてくれた、ほんの少しだけどその隙間に入り込み俺は笑う
『んは、やさし〜』
「満足ならはよ寝ぇや」
『はいはい、おやすみ』
俺に背中を向けて眠りにつくショッピ。
俺もショッピに背中を向け、丸まってまた眠りについた
朝、目が覚めると案の定ショッピは仕事で居なかった
俺は朝飯として大人しくカップ麺をすする。昼飯は何にしようか
ここに来て4日目、毎日同じことの繰り返しで少しこの生活に飽きが来てしまった。
ショッピに制限され、人は呼べないし外にも出れない。
確かに軟禁っちゃ軟禁だわ
そんな時、チャイムが鳴った。
ここはなんで毎日来客があるんだ、またどうせショッピの友人とかだろう。
モニターで確認すると、男の人が俯いて立っていた
少し気味が悪い、ほんまにショッピの友人か？と、疑い俺は無視していた。
それでも、何度もピンポンピンポンとチャイムが鳴り、相手も懲りない。
少し怖くなり、やめてもらうようモニターで相手の挙動を伺いながら通話を繋いだ
『やめてください、怖いんですけど』
「あ、やっぱり居るんじゃん…！！良かったぁ、入れてくれへん？会って話したいなぁ」
そいつは、やけに鼻息が荒く俺がいると知ると興奮気味になっていたようだった。
『どちら様ですか、入れる気は無いんですけど』
「や、やだなぁ、俺だよ、依兎瀬くん」
『なっ…、きっしょ、なんで名前知ってんねん…いやほんま怖、』
俺はモニターも通話も切ってそいつの事は考えへんようにした。
俺が外に出たのなんて美容室に行って…トントンとドライブスルー行った日くらい
それより前、ここに拾われる前だったとしてもこの場所が分かるとか意味不明すぎる。
それでも、数時間してチャイムも鳴らなくなり、洗濯物を干したり掃除をしたりしているとすっかり忘れていた
次にチャイムが鳴ったのは、エントランスからでは無く部屋のチャイムだった。
何故か、なんの迷いも無く玄関に行き扉を開けてしまった。
エントランスの扉を開く番号を知ってる人、イコールショッピの友達…なんて考えて。
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chara＊doll＿サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます！これからも応援してます！またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…！✨🍀 (2021年11月12日 16時) (
レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜！！！今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 x他1人 | 作成日時：2021年10月13日 18時
