#13. ページ13
夜遅く。もう21時を過ぎた頃、ようやくショッピが帰ってきた。
手になにか袋を提げて。
「ただいま、大人しくしてた？」
『してたしてた、俺もう風呂入ったし…、あと飯だけ。先入ってきたら？』
「でも飯作らなあかんやろ、」
『んふふ、安心して風呂に入ってき』
袋をテーブルの上に置き、彼の背中をグイグイと押す。
湯船の溜め方がよく分からなかった為、シャワーのみ。
俺はご機嫌で準備をしながら彼が上がるのを待った
20分ほど経った頃、濡れた髪のまま出てきたショッピ
水も滴るいい男ってこういう奴のことなんやろうか。
「…オムライス？」
『そ！俺が今日頑張って作ってん』
「レシピ無いのに凄いやん」
『まぁトントンの教え方が上手かったって事やな！』
スプーンを置き、椅子に座る。
彼も座るのを待ったが、動こうとしない
顔をパッと見てみると、まじか、というような表情をして固まっていた
「…いつ来たん？」
『今日。美容室行ったあと、会ってん
昼飯食って〜、作り方教えてもらった』
「昼は何食べたん？」
『なんか適当にあるもの』
「そっか、トントンさん来てたんや。
飯食った後、ちょっと話すことあるからまだここにおってな」
そう言うと、椅子に座って手を合わせ食べ始めるショッピ
俺も一緒に食べ始め、ん〜と唸る。
卵ないとただの辛い米。ケチャップの主張が強すぎる
「なんでそっち卵ないん？」
『ショッピのやつで卵裂けたからやる気無くしてん』
「Aらしい」
軽く笑って、パクパクと食べ進めていく彼。
美味しかったんだろうか、手は止まってないということはまぁ…食べれるっぽい。
数十分もすると、2人とも食べ終わりシンクに食器を置いた。
そして話、俺は床に座りショッピはソファに座って上から俺を見下ろす。とても謎だ。
「居候するにあたって、5つ条件あんねん」
『5つ』
「1つ目、外に出る時は俺がおる時だけ。今日は例外やったけど。」
『んぇ、』
「2つ目、働かんでええけど、家事は必ずすること。」
『当たり前やん』
「3つ目、俺の部屋には入らへんこと。
4つ目、俺の友達や先輩が来てもまずは警戒すること」
『トントンと最初の人は？』
「…その2人は例外やけど、次から気をつけて。」
『おー』
「最後、その首輪は風呂以外絶対付けておくこと」
『犬やん扱い』
足を組んで偉そうに。
確かにこの家はショッピの家だけど、俺はこんなのに養われるのか
ま、無理な条件では無いし別にいいかな
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chara＊doll＿サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます！これからも応援してます！またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…！✨🍀 (2021年11月12日 16時) (
レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜！！！今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 x他1人 | 作成日時：2021年10月13日 18時
