#12. ページ12
美味しいハンバーガーも食べれたし、俺はソファに横になって目を瞑る。
…瞑ったけど、すぐに起こされた。
『…は？』
「え、こわ。晩飯作るんやけど」
『俺さっき寝たやん、』
「感覚どないなってんねん、4時間は寝てたわ」
『…嘘やぁん…。早すぎるやろ…』
トントンに起こされ、体を起こし窓の外を見たが確かに空がオレンジ色に染まっていた。
もうこんな時間か、綺麗な景色やなーなんて思いながら立ち上がりグンッと伸びをする。
「俺は教えるから、ちゃんと作ってな」
『はいはーい』
キッチンに立ち、一応必要な物を冷蔵庫から外に出す。
「まずは鶏肉〜」と言われ、鶏肉をパックから取り出し切り出した。
細かく、とか言うから前後に力入れて切ってやった。
「ほぼ力任せやな」
『切れへんねん』
「わかるわかる、切ったらそれ炒めといて」
そんな指示ばっかされながら、玉ねぎも切り、グリンピースもあったから適当にぶち込んで。
火が通るとご飯をさらにぶち込んでケチャップ足して。
『うわ、真っ赤』
「…え？」
『いや、さっきフライパンのふちに手首当たってん。いったいわ〜』
「なんで声あげへんかったん」
『は？こんなんで誰が声あげるか』
「さっきから強気なんよ」
そんなやり取りが続き、皿にご飯を盛った。
ある程度形になると、俺の分も作る。トントンはこれ教えたら帰るんやって
もうひとつ作り、皿に盛ると卵を割って解き、フライパンに流し込む
「…作り終わったら火傷は冷やそうか」
『はいはい』
「さっきから思っててんけど、はいは1回やで」
『はいはいはい』
「素直じゃないなー」
はは、と隣で笑うトントン。
俺は慣れないことをしてピリピリしている
ある程度焼けたら盛ったチキンライス…の上に…、という所で少し裂けてやる気が完全に失われた。
一応ショッピのは出来たし、裂け目は目立ってへんけどかんっぜんに俺は萎えた
『はい終わりショッピの分終わり、俺のやめたーはい終了〜』
「投げやり」
『卵裂けてん。やる気削がれたわ』
「結構気分屋なんやな、また気分が乗ったら作ったらええ。これはショッピくんに出してあげてな」
『…ん、分かった』
俺の言葉の後に玄関へと向かうトントン
すぐに後ろを着いていき、見送る
「あ、見送りは来てくれるんや」
『おー。今日はありがと』
「どういたしまして」
『内緒にしてな！！』
「分かってるから」
そう言い、手を振って家を出た彼
楽しかったな、今日
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chara＊doll＿サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます！これからも応援してます！またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…！✨🍀 (2021年11月12日 16時) (
レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜！！！今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 x他1人 | 作成日時：2021年10月13日 18時
