HIGH&LOW 〜復讐の達磨一家 ・ 日向の異色の右腕 〜

達磨11 ページ11

あ「ここが山王かー」



初めて達磨一家を出るなー…。

知らないところだからすっごいワクワクする♪



あ「…なにがいいのかなー?」



商店街をぶらぶら見て回ってるけど、

どれも日向っぽくない…。


…花? は絶対日向に似合わないな 笑

じゃあ、ケーキとか?

…そもそも、日向ってケーキとか食べるのかな?



あ「何がいいんだろ…」


「ちょっと!放してよっ!!」


あ「……おっとぉ?」



突然女の人の声が聞こえたかと思って見ると、

数人の男に絡まれてる女の人達がいた。

しかも、女の人嫌がってるのかな…?


…助けたほうがいいのかな?

山王に借りつけたほうが後々楽かな…??



あ「…助けるか」



日向の目的はSWORDを支配すること。

ここで私がへたに山王に手を出して変なことになると

日向に迷惑がかかるから後ろからやるか…。



あ「……っは!!」


「グっ…」


あ「ほいっ!!」


「……」



二人目は声も出さずに倒れちゃった…。

よっわ…。



「あの、ありがとう!」


あ「大丈夫ですか?」


「大丈夫!あなたが助けてくれたから!!」


あ「そっか、よかった＾＾」



可愛い人だな…。

男の人はこういう人に声かけたくなるんだ…。



あ「…あれ?足どうしたんですか?」


「あ…、これ?

さっき足くじいちゃって…」



うわぁ…。

足首めっちゃ赤いし腫れてるな。

これ、歩けないでしょ。



あ「…良ければ、家まで送りましょうか?

その足じゃ歩けませんよね?」


「でも…」



……あぁ。

私身長平均より小さいからな…。



あ「大丈夫ですよ。

私武術やってるので力はありますから」


「…ほんとに?」


あ「はい＾＾」


「……じゃあ、お願いしてもいい?」


あ「どーぞ＾＾」



女の人は遠慮がちに肩に手をまわして来た。

いい匂い…。



「私はララっていうの」


あ「私はAって言います」



ララさんかぁ…。

名前も可愛いんだな…。


喧嘩とか無縁なんだろうな…。

私とは反対だな…。


……忘れてたけど、早く戻れそうにないな。

右京に怒られそう…。
。

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