パワフル婆さん ページ19
「今まで…何回か、学生泊めてきたけんども、あんたらほど不器用な子らは初めてじゃw」
ちゃぶ台の上に並べられた、いびつなサーターアンダギーの原型の山を見ながら、ボヤくトメ婆さん。
「うっ…だって、ウチら料理したことないんですもん!!ね?ふーちゃん」
「そうそう!!それに揚げちゃえば、多分…大丈夫ですってw」
あくまでポジティブな志田と冬優花に、トメ婆さんが溜め息を吐いていると…台所のほうから裕一が、やって来た。
「トメさん、オムレツ作りたいんですけど…この家の人って、何人いますか?」
「おっ、でましたオムレツ職人!!w」
「やめてよ、ふーちゃんw」
ふーちゃん達…確かサーターアンダギー作ってんじゃなかったっけ?
何だろ?あの並べられてる謎の物体群w
「去年、連れが他界してね…今は、あたし一人暮らしさね」
「あ…ごめんなさい。何か失礼なこと、聞いてしまって」
「はっはw大丈夫じゃよ!!今は合コン行きまくって、独り身を謳歌しとるからのう」
「ま…マジすかw」
すごいな…こういう年の取り方は憧れるかもw
「ま…死んだ爺さんより、良い男は現れんけどなw」
「「素敵〜!!w」」
顔を見合わせ、興奮する女子2人。
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革ベルト
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作者名:天道一番 | 作成日時:2017年3月27日 1時